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アドベンチャー

ラナイ島を走る: ATV でのオフロード アドベンチャー

舗装された道路から降りて、ラナイ島のオフロードを走り、一味違った冒険に出かけましょう。

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上: 洗車したての Polaris UTV で、土埃と泥だらけの道を走る冒険に出かけます。鉄樹の森を抜け、パイナップル畑の跡地を通り、古代ハワイの史跡をたどります。

ラナイ島は、人々が自由に訪れることができる有人島としては、ハワイで一番小さな島です。小さな町ならではの、のんびりとして、車も通らない、フレンドリーな雰囲気を味わえます。ラナイには約 3100 人の住人が暮らしていますが、それよりもアクシスジカのほうが多いほどです!また、他のハワイの島とは異なり、ラナイ島は私有地です。Oracle の共同設立者、ラリー・エリソンが島の 98 パーセントを所有しています。2012 年、彼はこの島をアメリカの慈善家デビッド・マードックから購入しました。


上: 赤土のオフロードを自在に走る爽快な冒険。興味を引かれるものがあれば、いつでも停車できます。


90000 エーカーのラナイ島には、舗装された道路が 3 本しかなく、信号機もありません。しかし、それでこそ楽しめることが沢山あります。この島には、曲がりくねった未舗装路がおよそ 480~640 キロメートル伸びています。自然の中での冒険を好む人々にとっては、まさに絶好の地です。これらの道路の多くは、ラナイ島のパイナップル農園時代に作られました。1920 年代から 1992 年まで、島面積の約 22 パーセントでパイナップルを栽培していたため、この島はパイナップル アイランドと呼ばれました。

ATV (四輪駆動バギー) に乗り込んで、この自然豊かな島をめぐります。島の美しい自然の中を探索したり、ケアヒアカヴェロ、シップレックビーチ、カウノル漁村といった、昔の姿そのままの景観を見に行くには、これが最高の方法であり、同時に唯一の方法です。


Dirt road

上: ラナイ島では、曲がりくねった未舗装路がおよそ 480~640 キロメートル伸びており、その多くはパイナップル畑の跡地を通ります。


ラナイ島の未舗装路を走るには、自分で ATV (Jeep Wrangler) をレンタルするか、ガイド付きツアーを予約する必要があります (オフロードでの走行には、通常よりも高い運転技術が求められます。また、これらの道は Google マップとの相性があまり良くないことにご注意ください)。

著者は、運転をプロに任せることにしました。オフロード ツアーの予約は、島の南岸の美しいマネレ・ベイ沿いにある豪華リゾート、フォーシーズンズ・ラナイで受け付けられています。フォーシーズンズ・ラナイでは、乗馬、アーチェリー、クレー射撃、UTV (全地形対応車) ツアーなどのアウトドア活動を体験できます。


Munro Trail

上: 目を見張るほど素晴らしい景観と眺望。マンロー・トレイルでは、森林、渓谷、海を一度に眺められます。


著者が予約したツアーは、晴れた涼しい朝、午前 9 時から始まりました。2 台の Polaris UTV が、日光に照らされて輝いています。洗車を済ませたばかりですが、この赤土の、土埃と泥だらけの道では、それも長くは保たないでしょう。興味のある人向けに解説すると、これらの UTV は最高速度が時速 112 キロメートル、82 馬力の 4 人乗りです。

ヘルメットとゴーグルを装着し、UTV に乗り込みます。ツアー ガイドは、この島で生まれ育った女性、ジェシーです。ガイド歴は約 1 年。この 2 時間のツアーでは、まず東に向かい、鉄樹の森の中にあるパラワイ盆地を進み、パイナップル畑の跡地を過ぎ、古代ハワイの史跡を眺めた後、プウ・アリイ山に上ります。


UTVs

上: 運転を希望しない場合でも、UTV (全地形対応車) ツアーなら、ツアー ガイドが運転する車両に同乗できます。


スピードが上がっていきます。著者は助手席に座り、運転をしていなかったにもかかわらず、とても爽快な気分でした。ジェシーは、溝だらけの曲がりくねった道を器用に走り抜けていきます。道中に興味深いものがあれば、ジェシーはそこで停車します。著者は、アダンの木やミロの木といった在来種、鉄樹や紙のような樹皮を持つユーカリといった外来種など、在来種も外来種も含めた島の植物相について学びました。アクシスジカや野生のシチメンチョウも生息しており、これらも外部から持ち込まれた種です。

ジェシーは道の左側に車を停め、カロの畑を指差しました。この植物はハワイ文化の中で大きな役割を担っており、今でも重要な主食のひとつです。乾燥した畑が、保全されたハワイの農業の聖域 (ヘイアウ) の隣で復元されていました。


Luahiwa Petroglyphs

上: 彫刻が施された古代の石が数百も並ぶルアヒワ・ペトログリフは、ラナイ島の中でもきわめて重要な文化史跡です。


マンロー・トレイルの入り口付近にある眺望の良い場所では、UTV を降りて写真を撮ります。ここでは、島の東側を一望できます。赤い細道に区切られ、緑に覆われた景色が続きます。かつては世界のパイナップル生産量のうち 75 パーセントを供給していたこの島ですが、今では豊かな森に覆われています。

ツアーの中で著者が特に気に入った史跡は、ルアヒワ・ペトログリフです。ここは、ラナイ島の中でもきわめて重要な文化史跡のひとつです。斜面に横たわる数百もの巨岩に、人、犬、亀、カヌーなどの絵が彫られています。このペトログリフは、まだ西洋文明との接触がなかった数百年前に作られたものです。著者は実際のペトログリフを見たことがなかったので、UTV から降り、近づいてよく見てみました。比較的道路に近い場所に、いくつかの岩があったのです。ペトログリフは、土まみれの赤みがかった暗い色の岩に彫られていて、判別しづらかったものの、よく注意すればまだ見ることができました。


Polaris Driving

上: 島の美しい自然の中を探索したり、昔の姿そのままの景観を見に行くのに、四輪駆動バギーはぴったりの方法です。


ツアー終盤は、時速 80 キロメートルの速さで、約 550 メートルの高さを駆け上りながら最後の目的地へ向かいます。到着したのはラナイ島の南東側、ナハ・トレイルの展望台です。ここでは、島のなかでも有数の眺めを楽しめます。ほとんど頭を動かさなくとも、カホオラウェ島、マウイ島、ハワイ島を眺められます。

帰路では、行きと同じ道を走ることもあります。ジェシーは、時折時速 96 キロメートルもの速度を出しながら、来た道を戻ります。何度か停車して散歩することもありました。帰り道もまた、楽しいアクティビティなのです。


Naha Trail

上: カメハメハ王とその一族がかつて使用した道、ナハ・トレイルは、ウエスト・マウイ山とハレアカラの息を呑むような景色を誇ります。


追加情報

究極の UTV アドベンチャー:
フォーシーズンズ・リゾートが提供する 2 時間の UTV ツアー www.fourseasons.com/lanai/landing_pages/property/adventure
オフロード走行時の注意点:
  • ATV に乗車している間は、ヘルメットを装着してください。
  • 道から土埃が舞い上がりますので、汚れても構わない服と靴をご着用ください。
  • 水を持参し、日焼け止めを塗布してください。
  • 決められた道から外れないように走行してください。
  • 悪天候の場合は、オフロード走行はしないでください。
オフロード用車両のレンタル場所:
ガイド ツアーを利用せずにラナイ島を回る場合は、ご自身で四輪駆動車をレンタルしてください。
  1. Lanai Jeep Rental
    www.lanaijeeprental.net
    ATV レンタル、24 時間あたり 150 ドル
    2 ドア/4 ドアの Jeep Wrangler レンタル、1 日あたり 120 ドル/135 ドル
  2. Lanai Cheap Jeeps
    www.lanaicheapjeeps.com
    2 ドア/4 ドアの Jeep Wrangler レンタル、1 日あたり 125 ドル/135 ドル
  3. Dollar Lanai
    www.dollarlanai.com
    2 ドア/4 ドアの Jeep Wrangler レンタル、1 日あたり 147.79 ドル/179.04 ドル

著者 Tiffany Hill

写真提供 Tiffany Hill

March 16, 2018