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アドベンチャー

火山へのロード トリップ

ハワイ火山国立公園までのドライブの見どころ

カイルア・コナからハワイ火山国立公園への長いドライブでは、ハワイ島のほぼ全体を横断。乾燥した平野から緑の生い茂る森まで見どころが満載だ。 写真: Hawaii Tourism Authority (HTA) / Tor Johnson

“そこへ至るドライブ自体がアクティビティ。カイルア・コナからハワイ火山国立公園への道のりはまさにそんな感じ。 ハワイ島の片側から反対側までを駆け抜けるこのドライブには、見どころが尽きません。 北側と南側、いずれのルートでも最高の景色を楽しめます。

島内横断ツアーの魅力を満喫するには、早めの出発がお勧め。 ノンストップでコナ国際空港からハワイ火山国立公園へ移動する際の推定所要時間は、北ルートが 3.25 時間、南ルートが 2.75 時間。

 

北ルート

カイルア・コナからハイウェイ 19 と 11 を通って火山国立公園へ


ワイコロア

Queens' Marketplace fountain 

写真: Brian Walters Photography

ワイコロア・ビーチ・リゾートのヤシの木が立ち並ぶアナエホオマル・ベイで、素足で砂浜を歩いてみては。 このビーチとその付近にあるクイーンズ・マーケットプレイスは、ハイウェイ 19 からワイコロア・ビーチ・ドライブに入ってほんの数分のところにあります。クイーンズ・マーケットプレイスは軽食を買い込んだりアウトドア ショップで買い物を楽しんだりするのにぴったりの場所で、素敵な噴水や鯉の泳ぐ池、フード コートもあります。

 

パーカー・ランチ・センター

Cowboy statue 

写真: Fern Gavelek

コナ空港からハイウェイ 19 に乗って 1 時間ほど進むと、牧場の広がるワイメアに到着。ここはパニオロと呼ばれるハワイのカウボーイのふるさとです。 パーカー・ランチ・センターの見どころは伝説のパニオロ、イクア・パーディの大きなブロンズ像。全米でも最高級のおいしさと謳われるハンバーガーもお見逃しなく。 この土地の放牧牛を完璧な焼き加減で仕上げた絶品パテに、近隣の農場で採れた食材を添えたハンバーガーにかぶりつきましょう。

 

テックス・ドライブ・インのマラサダ

ワイメアから 20 分、ハイウェイ 19 沿いにあるテックス・ドライブ・イン。 ここでは、アツアツのマラサダ (ポルトガルの菓子パン) をお好みのフィリングと共に召し上がれます。

 

ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン

Hawaii Tropical Botanical Garden 

写真: ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデン

さらに 1 時間進んだら、ハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデンで足を伸ばしてみて。 この庭園にはすべてが揃っています。滝やヤシ、シダ、背の高いトーチ ジンジャー、鳥小屋、蓮の池……。そして歩道を下るにつれて目線が変わり、さまざまな高さからガーデンの眺めを楽しめるという、 まさに必見のスポットです。

 

ケンズ・ハウス・オブ・パンケーキ

ハイウェイ 19 と 11 が交わる場所に位置するヒロ。ここまで来れば、火山国立公園まではもうひと息です。 その交差点に立つのが、地元で長年愛され続けているレストランのケンズ・ハウス・オブ・パンケーキ。年中無休の 24 時間営業で、ボリュームたっぷりの朝食やプレート ランチを提供しています。 ベルが高らかに鳴り、なじみの客が「相撲サイズ」のロコモコを注文。ロコモコは、ごはんの上にハンバーグと目玉焼きを載せ、グレービーソースをかけたハワイ島の名物料理です。

 

アカツカ・オーキッド・ガーデン

Orchid blossoms 

写真: Fern Gavelek

火山国立公園までのドライブの最後の停車地となるのが、アカツカ・オーキッド・ガーデン。ハイウェイ 11 の 22 マイル標識の付近に位置しています。30 年以上にわたってカトレアを専門として栽培を続けてきたこの施設には、目を見張るような魅力があふれています。 1,200 平方メートルを誇る広大なショールームを訪れてみましょう。水曜日と金曜日の午前 10 時と午後 2 時には温室ツアーも開催。ギフトショップでは、お花の自宅配送も受け付けています。

 

南ルート

カイルア・コナからハイウェイ 11 を通って火山国立公園へ


ロイヤル・コナ・コーヒー・ミル&ミュージアム

Coffee mill roadside 

写真: ロイヤル・コナ・コーヒー・ミル&ミュージアム

コナ空港を出てハイウェイ 11 を約 1 時間走ると、ロイヤル・コナ・コーヒー・ミル&ミュージアムが見えてきます。 ここは、コーヒー農家らがコーヒーの実を加工するために持ち込むところ。訪問者は溶岩洞の中を歩くこともできます。 ミュージアムと品揃え豊富なギフトショップからは、ケアラケクア・ベイの見事な眺めを一望。 コーヒーやチョコレート、コナ・ゴールド・ラムケーキの試飲や試食も無料にて楽しめます。  

 

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園

Looking at carvings 

写真: Hawaii Tourism Authority (HTA) / Tor Johnson

さらに 15 分ほど行ったところに、かつて「逃れの地」と呼ばれたプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園があります。 歴史的な展示物を見学しながら、ヤシの木に覆われた敷地内を散策しましょう。古代のキイ (木彫りの像) や、約 295 メートルの石積みの壁、古代ハワイの墓であるハレ・オ・ケアヴェがご覧になれます。

 

歴史的な溶岩流

98 マイル標識を過ぎると、真っ黒な溶岩がマウナ・ロアの斜面を覆っているのに気づくでしょう。最初に目にするのは 1950 年の溶岩流。そして 92 マイル地点では 1919 年、88 マイル地点では 1926 年、79 マイルと 75 マイル地点では 1907 年と、各年代の溶岩流が続きます。

 

マヌカ州立ウェイサイド公園

81 マイル標識付近にあるマヌカ州立ウェイサイド公園で楽しめるのは、休憩とピクニックだけではありません。 約 3.2 キロの自然のハイキング コースは、自生のオヒアの木や古代の溶岩流、森に囲まれた陥没火口の中を抜けていきます。

 

「アメリカ合衆国最南端のベーカリー」

Punaluu Bake Shop sign 

写真: プナルウ・ベイク・ショップ

島の南側の輪郭をなぞるように走る、ハイウェイ 11。乾燥した風下側を後にして、緑の生い茂る風上側のエリアへと向かいます。 ナアレフで鼻をきかせると、プナルウ・ベイク・ショップに辿りつくでしょう。 この店の看板商品は、やわらかく芳しいスイートブレッド。 その他、ペイストリーやショートブレッド クッキー、サンドイッチ、プレート ランチも販売されており、カフェで召し上がることも可能。  大きな窓からは、この「アメリカ合衆国最南端のベーカリー」でパンやクッキーが作られる様子を眺められます。

 

プナルウ黒砂海岸

Sea turtle on black sand 

写真: Fern Gavelek

火山国立公園に到着するまでの最後の見どころは、プナルウ黒砂海岸です。 漆黒の砂のビーチとヤシの木に縁取られた海岸線は、ぜひカメラに収めたい絶景。 温かな砂浜をたたえたビーチには、ウミガメが日光浴をしに集まります。ただし標識が出ている通り、ウミガメの邪魔をするのはやめましょう。 ピクニック エリアも併設されています。

著者 Fern Gavelek

写真提供 Fern Gavelek