動物は、たとえるなら、虹、プレゼント、アイスクリーム、そしてお気に入りソングのようなもの。常に人を喜ばせてくれる存在です。子猫を抱っこしたり、遊び好きの犬とかけっこをしたり、自然の中を馬に乗って散策したり。動物は楽しい遊び相手であり、癒してくれるパートナーであり、忠実な友達です。
ここでは、ハワイでの思い出に残る動物観察スポットを8つご紹介します。
Kauai Animal Education Center
カウアイ島カパア
kauaianimaleducationcenter.org
毛のある動物やうろこに覆われた動物、羽の生えた動物など、100種以上の生物に出会えるのどかな敷地には、ハワイ原産の植物や食用植物、薬草が生い茂っています。同センターでは、ヤギの背中や子豚のお腹をなでたり、親を失った子羊にミルクをあげたりできるかもしれません。毎週土曜日に開催されるヨガ教室「Yoga on the Farm」に参加してみるのもおすすめです。教育をミッションに掲げるKAECでは、毎月ボランティア活動の日を設け、学休期間には子供向け発展学習プログラムも開催しています。ペットをレンタルして授業に呼ぶことや、KAECのペット学の教授を学校に招いて、動物の飼育方法や行動についての講義を依頼することができます。プレゼンテーションの主役は教授のパートナーである動物たち。ウサギ、カメ、アヒルの子などから選べます。
ケイキ・ズー
オアフ島ワイキキ
ケイキ・ズーは、ホノルル動物園内にある子供向け動物園。ここでは、家畜小屋のある庭の中で、ロバや牛、鶏、七面鳥、カメ、羊、ヤギ、さらにはスカンクといった動物たちとふれあうことができます。一日を通して、さまざまな小動物を間近に観察し、その生態について学べます。また、インタラクティブなタッチスクリーンモニターで、その他の動物(スマトラトラやオオサンショウウオ、リカオンなど)の興味深い事実を紹介するビデオを観ることができます。ホノルル動物園では、トワイライトツアーやお泊まり会、デイキャンプなども開催しており、工作やゲーム、体験レッスンなど、keiki(子供たち)を夢中にさせるアクティビティが満載です。内容はもちろんすべて動物に関するものばかりです。
Lawrence Lovestock
オアフ島カハルウ
タイプミスではありません。ローレンス一家が所有・経営するこのふれあい農場の名前は、家畜を意味する「ライブストック」ではなく、ローレンス・「ラブ」ストックです。ローレンス家のohana(家族)によると、家畜とは体に栄養を与えるもののことで、ここの動物たちは対照的に、心に栄養を与える存在だといいます。緑豊かな4ヘクタールの敷地は、コオラウ山脈のふもとに位置し、1世紀以上もの間、6世代にわたって受け継がれてきました。現在6代目となるローレンス一家が、ここに棲むさまざまな動物たちを来園者の皆様にご紹介します。ガイド付きツアーでは、ヤギや子羊、ウサギ、鶏、オウム、ミニブタなど、愛らしい「愛畜」たちとふれあい、餌を与えることができます。
Three Ring Ranch
ハワイ島カイルア・コナ
ハワイ唯一の認定動物保護区であるThree Ring Ranchには、バイソン、アルパカ、マカクザル、チンチラ、io(ハワイノスリ)、pueo(コミミズク)、nene(ハワイ州の州鳥、ハワイガン)などがいます。この保護区では、児童向けにプライベートなスタディツアーや教室での授業、校外学習を実施している他、獣医や獣医学生向けのインターンシップ、18歳以上を対象とした住み込みボランティアプログラムなどを提供しています。来園は完全予約制です。通常は一般公開していないため、予約がない場合は入園できません。動物に近寄るときに人が取りがちな行動は、動物にとって脅威に見えることがあります。お気を付けください。
Lahaina Animal Farm(ラハイナ)
マウイ島ラハイナ
好奇心旺盛なヤギのビリーは、何にでも興味を示し、どこまでも付いてきます。クジャクのパブロは、注目されるのが大好きで、人の目を引くにはどうすれば良いかを知っています。豪華な羽団扇のように尾羽を広げて、見せびらかすように歩くのです。豚のプアは、たいてい餌用ボウルの近くにいて、仲間が警戒を解いた隙に、餌を盗み食いします。この他にも動物たちが取る可笑しな行動を見て笑ったり、池のオタマジャクシを捕まえたり、ふれあい動物体験を貸し切りで楽しむことができます。鶏やアヒル、ミニチュアホース、ミニチュア牛の餌付けや、お菓子の入った卵を探すエッグハンティング(イースター以外も開催)など楽しいアクティビティが目白押しです。
レイラニ・ファーム・サンクチュアリー
マウイ島ハイク
この地球上に動物の天国があるとしたら、ここでしょう。池や木陰のある牧草地、観賞用植物や食用植物の庭園が広がるこの美しい敷地には、虐待を受けたり、捨てられたり、親を失ったりした約350匹の動物たちが保護されています。ここで平和に仲良く暮らしており、オーナーはそれを「純粋な愛」と呼んでいます。シカにハグをしたり、鶏を抱っこしたり、ヤギのブラッシングをしたり、さまざまな動物とふれあえる来園者向けプログラムは、学校団体やクプナ(お年寄り)、非行や虐待の危険にさらされている子供たちや特別支援が必要な子供たちにもおすすめです。動物たちはものを言わなくても、無償の愛を与え、信頼や共感、優しさ、許しについての人生を変えるような気付きを与えてくれます。
Maui Animal Farm
マウイ島ラハイナ
アメローカナは青い卵を産む鶏です。烏骨鶏は、そのシルクのように柔らかいふわふわの羽毛から、英語で「シルキー」と呼ばれています。頭から足まで縞模様のバードコーチンは、小屋の中でひときわ目を引く存在です。ここでは、これらのユニークな鶏を観察できる他、ときには豚を水浴びさせたり、ウサギを抱っこしたり、カメのレースを観戦したり、ミニチュアホースの毛並みを整えたりする体験も楽しめます。来園の最後には、リズミカルな言葉が心地良い絵本『Barnyard Dance』などの読み聞かせがあります。おどけたキャラクターたちが「ぺこり、ぴょんぴょん、くるくる」すると、思わず手拍子・足拍子をしたくなることでしょう。子供たちは満面の笑みを浮かべて、同ファームをテーマにしたお好きな柄のステッカーをお土産に持ち帰ります。