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アドベンチャー

カウアイのナパリ・コーストをボートで探索

カウアイの宝石、ナパリ・コーストのアップダウンを行く、臨場感あふれるボート ツアー

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上: カウアイ島北西部に位置するナパリ・コースト。写真提供: カヴィカ・ロペス



ナパリ・コーストは、島の北西部の海岸にそびえるエメラルド色の崖から、カウアイ島の宝石と言われています。ナパリとはハワイ語で「崖」を意味し、ナパリ・コーストのおよそ 27 キロメートルの海岸線は、約 500 万年前に火山の爆発によって出来たものです。強い雨風としぶきをあげて打ちつける波に晒され、現在のような非常に鋭い崖が形作られました。数百年前、ネイティブ ハワイアンの住み家であったナパリ・コーストの無数の谷は、現在ではそのそびえたつような海岸線が、人里離れた夢のような目的地として、自然愛好家たちを魅了しています。


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上: 崖の高さは 1200 メートルにまで達しますが、海に至るとともに突如その姿を消します。写真提供: カヴィカ・ロペス


ナパリ・コーストへの行き方

ナパリ・コーストへは、飛行機または船を使う経路のほか、片道約 17 キロメートルのカララウ・トレイルを徒歩で行くこともできます。カララウ・トレイルのあるナパリ・コースト州立ウィルダネス パークは現在、洪水の被害により閉鎖されています。

*最新の料金表はツアーのウェブサイトでご確認ください。

船で行く場合:
Blue Ocean Adventure Tours
ナパリ・コースト ツアーおよびヌアロロ・カイビーチ散策ツアー
goblueadventure.com
Makana Charters
乗客 32 名または 12 名のチャーター便
makanacharters.com
Capt. Andy’s
4 タイプのツアーをご利用いただけます
napali.com
Nāpali Riders
ゴムボートのラフティングツアー
napaliriders.com

注意: 各ツアーの取扱店では午前、午後ともにツアーを提供していますが、冬季は海岸の波が高いため、午後のツアーは例年 6 月から 9 月の間のみご参加いただけます。

飛行機で行く場合:
Blue Hawaiian Helicopters
カウアイ ECO アドベンチャー ツアー
bluehawaiian.com/kauai/tours
Safari Helicopters
カウアイ野生動物保護区への立ち寄りを含む、60 分または 90 分のツアー
safarihelicopters.com/kauai-helicopter-tours
Jack Harter Helicopters
60 ~ 65 分または 90 分のツアー
helicopters-kauai.com

ナパリ・コーストへは、飛行機または船を使う経路のほか、片道約 17 キロメートルのカララウ・トレイルを徒歩で行くこともできます。(カララウ・トレイルのあるナパリ・コースト州立ウィルダネス パークは現在、洪水の被害により閉鎖されています。)

海岸線で臨場感あふれる体験を楽しむなら、ボート ツアーがお勧めです。ナパリ・コーストの高さ 1200 メートルの崖を間近で見ることが出来るだけでなく、沖合でのシュノーケリングで隠れた海中の洞窟を探索したり、イルカやホヌ (ハワイのアオウミガメ) を見ることも出来ます。但し、ウミガメ、モンク アザラシ、クジラ、イルカは連邦法および州法で保護されているため、近づきすぎないようにしてください。

ワイメアのキキアロア ハーバーを出発したボートは、スピードを上げる間もなくナパリ・コーストへとゆっくり近づきます。海岸線は、広大な砂のビーチから、ヒスイや銅のような色合いのそびえ立つ断崖へと姿を変えます。

その絶景には思わず息を飲みますが、素晴らしいのは海岸だけではありません。ボートの下に広がる真っ青な海は、見るべきものの宝庫です。ナパリ・コーストはナイア (ハシナガイルカ) の群れの生息地でもあります。ツアーはまず、遠くで跳ねるイルカの群れに遭遇します。やがてこのフレンドリーな動物はボートに沿って泳ぎ、飛び跳ねます。海面ではホヌが穏やかに浮いたり沈んだりしているのが見えます。

ナパリ・コーストにはカウアイ島でも最高のシュノーケリング スポットがあり、ボートでのみ行くことが出来ます。ビーチから少し沖に出ると、ヌアロロ カイと呼ばれる保護サンゴ礁があります。サンゴは海洋生物と共に生息していて、かつてはネイティブ ハワイアンの村の生活を支えていたものです。実際、伝統的な家屋の造りの面影や、ヘイアウと呼ばれる古代の神殿跡は今でも残っています。(ヌアロロ カイビーチへの立ち入りを許可するライセンスを持つのは、ボート ツアーの一部の取扱店です。事前に取扱店に確認しましょう。また人里離れた特別な場所を訪れる際は、その場所へ敬意を表することを忘れないでください)。


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上: ナパリ・コーストでよく見られるホヌ (ハワイのアオウミガメ)。写真提供: カヴィカ・ロペス


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上: ナイア (ハワイのハシナガイルカ) は夜になると沖合で餌を探しますが、昼間は浅瀬でリラックスしている姿を見ることができます。写真提供: カヴィカ・ロペス


ナパリ・コーストのボート ツアーのもう一つの醍醐味、それは洞窟の探検です。およそ 27 キロメートルの海岸線沿いに、航行可能な洞窟が 5 つあります。著者のお気に入りは、オープン シーリング ケイブと呼ばれる、島内でも有数の大きさを誇る洞窟で、魅力的な場所です。この洞窟はその名の通り、大きな穴の開いた溶岩洞窟に崩れた屋根があるように見えます。崩れた屋根は大きな自然の天窓です。海岸線をさらに上がっていくと、別の魅力的な洞窟があります。ハネムーナーズ シー ケイブと呼ばれる小さな洞窟にボートは入ります。この洞窟の特徴は、右側の壁にある落差約 30 メートルの滝です。さらに、背後には小さな白い砂浜があり、 洞窟にロマンチックな雰囲気を与えています。ハネムーナーズ シー ケイブは真西に向いているため、年に何度かは夕方になると、水面に反射した夕日が洞窟をオレンジ色に染め、より一層美しさが際立ちます。


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上: ダブル ドア ケイブの流れる滝は、五感を楽しませてくれます。写真提供: カヴィカ・ロペス


ホノプビーチとカララウビーチが出現する頃には、海岸線も終わりに近づいています。壮大な岩の壁が 2 つのビーチを隔てています。中央のおよそ 20 メートルのアーチの下は歩いて通ることが出来ます。ハワイアンの伝説では、背後の谷はメネフネ族や神話に出てくる小人が住んでいた場所だと言われています。このビーチはハリウッド映画のロケ地としても有名です。「キング・コング」の原作や「6デイズ/7ナイツ」にも登場し、ジェームズ・ボンドの映画「007 黄金銃を持つ男」では、ヘリコプターが岩の壁のアーチを通り抜けていきます。


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上: 遠く離れたカララウ バレーは、かつて何百人ものハワイ原住民の住み家でした。写真提供: ジェイ・グレイナー


ホノプビーチの隣はカララウビーチです。カララウ バレーは、約 3 キロメートル幅で、ナパリ・コースト沿いでは最大の谷です。カララウ バレーは、かつて数百人ものネイティブ ハワイアンが居住していました。約 18 キロメートルのカララウ トレイルをすべて踏破するとへとへとに疲れますが、きめの細かい白い砂浜は、ハワイでも有数の風光明媚なこの場所に、静けさとのどかさをもたらしています。

 

著者 Hawaiian Airlines Editorial Staff