朝 7 時、さぁホリデー中なんだから早起きして活動しようと言わんばかりに、ワイキキのホテルの部屋に朝日が差し込みます。
ロイヤル・ハワイアン・センターにあるアイランド・ビンテージ・コーヒー (2301 Kalakaua Ave、ホノルル、808-926-5662、www.islandvintagecoffee.com) でコナ コーヒーを飲んだら、アウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート、シェラトン・ワイキキ、アウトリガー・リーフのいずれかのホテルで開催されているフェイス・サーフ・スクール (808-931-6262、www.faithsurfschool.com) でサーフィン レッスンを受けましょう (事前の予約が必要です)。サーフィン発祥の地ワイキキにある家族経営のこのスクールは、ビッグウェーブも乗りこなすプロサーファーのトニー・モニーツ氏が経営し、90 分間のグループ、セミプライベート、プライベート レッスンが用意されています。初めて波を捉えてボードに立ったときの、得も言われぬ爽快感。髪に潮風を受けながら波のウォールを乗りこなし、まさに美しい海と一体になった感動は、忘れがたい経験として記憶に刻まれる瞬間です。ウェアラブルカメラ GoPro があるなら、自慢のショットとともに思い出をシェアしましょう。
サーフィンを楽しんだ後は、きっとお腹が空いているはず。美味しい朝食は、ワイキキからおよそ 3 キロほと離れたカイムキにある、ブランチで人気の高いココ・ヘッド・カフェ (1145 C 12th Ave、カイムキ、808-732-8920、www.kokoheadcafe.com) で。「トップ シェフ」の一人、リー・アン・ウォンが手掛けるこのレストランは、キムチベーコン チェダースコーンや味噌風味のスモーク ピグのスキレット、五香粉風味のポーク ベリーのスクランブルエッグとチチャロン添え、ポーチドエッグとマシュルームグレイビーをかけたポイビスケットなど、伝統的な朝食とブランチ メニューに彼女らしいアレンジを加えたメニューが自慢です。足が砂だらけで髪が濡れていたって、つい長居したくなる居心地の良い空間。レストランは午後 2 時 30 分に閉店します。
そして次は、ハイキングでカロリーを消費。ハラワ峡谷の尾根にそって続くゆるやかなハイキングコースは、アイエア・ループ・トレイル (ケアイワ・ヘイアウ州立公園。99-1849 Aiea Heights Dr、アイエア、808-483-2511) を経由して、カイムキからおよそ 19 キロの道のり。パール・ハーバーやワイアナエ山脈、ダイアモンド・ヘッドなど島の南側の海岸線の景観が望めます。この辺りは 1920 年代後半にレモンユーカリやノーフォークマツが植林されています。踏み固められた道を進むと、自生するコアやオヒアの木々もあり、トレイルを半分ほど進んだ所には 1944 年に墜落した B-24 爆撃機の残骸が残っています。
車に戻ったらランチタイムも終わったころ。ハイキング後にちょっと一休みして冷たい飲み物を飲むなら、ジ・アリー・レストラン&バー (99-115 Aiea Heights Dr (アイエア・ボウル内)、アイエア、808-488-6854、www.aieabowl.com/restaurant.htm) がお薦めです。レトロな雰囲気のボウリング場にあるレストランで、フリカケアヒのフライパン焼き、アジア風ポークの醤油煮込み、オックステールスープなどローカルスタイルのメニューを取り揃えています。タフィーがトッピングされた人気のレモン クランチ ケーキなど、ベーカリーのチェックもお忘れなく。
ホノルルのダウンタウンに戻ったら、チャイナタウンにあるホノルル・バイシクルズ (34 N. Hotel St、チャイナタウン、808-221-3899、www.holoholobicycles.com) で自転車をレンタル。ダウンタウンにあるカジュアルながらハイセンスなウェアとジュエリーを取り扱うファイティング・エル (1133 Bethel St、808-738-9300、www.fightingeel.com) や、個人のデザイナーが手がけるハンドメイドのアイテムが充実したオーエンズ&カンパニー (1152 Nuuanu Ave、808-531-4300、www.owensandcompany.com) などを散策しましょう。
時間があれば、米国唯一の王族の公邸、歴史あるイオラニ宮殿 (364 S. King St、808-522-0822) に立ち寄ってみましょう。自転車に乗ればすぐです。ハワイ王国最後期の君主カラカウア王と、妹で後継者となったリリウオカラニ女王が住んでいました。1879 年に建てられた王宮は、欧州の建築様式の影響を受けており、ハワイ初となる照明設備、水洗トイレ、王宮内電話が完備されています。自転車のレンタル料金は 3 時間で 14.99 ドル、午後 6 時までに返却しなければなりません。
そろそろ一杯楽しむ時間です。パイント+ジガー (1936 S. King St、マッカリー、808-744-9593、www.pintandjigger.com) のハッピーアワーは午後 6 時には終わります。マッカリーでは、全部で 21 種類を取り揃えたビールサーバーから話題のビールを楽しんだり、丁寧に作られたモスコミュール (砕いたジンジャーを加えたシトラス ウォッカ、フレッシュ ライム、ジンジャー ビア) やフィフス アメンドメント (ジョニー ドラム ウィスキーにイエロー シャルトリューズ、フェルネ、ハワイ・ビターズ・カンパニーのリリコイ ビター) などのカクテルをお試しください。ホームメイドのポテトチップスやチミチュリ スプレッドをトッピングしたボンマローもお薦めです。
食べ過ぎに注意!ディナーは 2014 年度ジェームズ・ビアードのベスト ニュー レストランにノミネートされたMW レストラン (1538 Kapiolani Blvd、アラモアナ、808-955-6505, www.mwrestaurant.com) に予約済み。ウェイド・ウエオカとミシェル・カー・ウエオカ夫妻がオーナー兼シェフを務めるこのレストラン、二度揚げしたトンカツ、スパイシーなウニソースのシーフードラビオリとカウアイ島産シュリンプ、地元産のマッシュルームソースとクレソンを添えた味噌ハチミツ風味のバターフィッシュなど、ハワイ産の材料にこだわったメニューを提供しています。デザートには、リリコイシャーベットを添えたトロピカル フルーツ クリームシクル ブリュレ、タピオカ パール、トロピカル フルーツ、リリコイ カスタード、マカダミアナッツ プラリネ クランチ MW キャンディー バー、塩キャラメル、ワイアルア産チョコレート、ホームメイド クッキーなどが用意されているので、お腹には余裕を持って。
リラックスした夜のひと時を過ごすなら、ワイキキから 8 キロほど郊外にある ザ・カハラ・ホテル&リゾート (5000 Kahala Ave、カハラ、808-739-8888, www.kahalaresort.com) のザ・ヴェランダへ。美しいロビーの先にある、ゆったりしたソファーが並ぶくつろぎの空間で、ジャズの生演奏を聴きながらゆっくりと流れる時間をお楽しみください。演奏は午後 11 時までですが、ホワイト トリュフ マティーニやブリュットのグラス シャンパンなどは 12 時まで提供されています。
長く、充実した 1 日はそろそろ終わりです。ホテルに戻って休息の時間。楽しい 1 日だったと思えるなら、明日もオアフを思いっ切り満喫する忙しい 1 日になりそうです。