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ハワイの冬

ハワイで過ごす冬が特別な理由 弊社に勤めるAllie K.が、冬のハワイのお気に入りをいくつかご紹介します。

1年で最も寒い日を想い浮かべてみてください。記録的な積雪、氷に覆われた車、雪に埋もれて地面がほとんど見えない真っ白な歩道。少しも肌が露出しないように保温性の高い衣服を何枚も重ね着しないと、とても外出する気にはなれません。そんなとき頭に浮かぶのは、明日に迫ったハワイ旅行。早くも気分は太平洋を渡ってハワイへ。熱帯地域の陽光眩しく暖かい気候を頭に描けば胸が高鳴り、氷のような冷気が心の中で一気に溶け始めます。

ハワイの冬は特別です。どの島でもユニークなひとときを満喫できます。ハワイでは冬場もサンダルや水着、短パンなどの夏物で一日中過ごすことができるので、パーカーもブーツも手袋も家に置いたままで大丈夫です。日が昇る頃Colbie Caillatの『クリスマス・イン・ザ・サンド』をリピート再生しながら裸足でビーチを散歩したり、笑顔がキュートなサンドマンを波打ち際に作ってみたり、冬は波が海岸線まで寄せてくるので、雪のように白い波と戯れたり。どなたでも心から楽しめる、暖かい冬の日常のワンシーンです。特に、寒い地域からお越しになる方は冷えた身体を温め、降り注ぐ太陽の下で南国ハワイの冬をお楽しみいただけます。ですがこれは、ハワイの冬の醍醐味のほんの一部です。これからハワイの冬の風物詩をいくつかご紹介します。

1. ホエールウォッチング

個人的には、ハワイの冬の風物詩といえばクジラだと思います。毎年この時期になると繁殖や出産、子育てのために、ザトウクジラがアラスカから暖かいハワイの海へやってきます。クジラが集まる時期は11月から5月。ハワイは12月中旬から3月までが冬にあたり、クジラのシーズンがピークを迎えるタイミングと重なります。海を眺めながらハイキングを楽しむときやビーチで泳ぐとき、あるいは海の近くにいるときは水平線に注目してください。ハワイの海を訪れるザトウクジラがブリーチングしたり、ロブテーリングしたり、あるいは潮を吹く光景に出会えるかもしれません。ホエールウォッチングのツアー(多種多様な船が就航しています)に出かければ、実際に海を泳ぐクジラの姿を見たり、現地のガイドから話を聞いてクジラについて学ぶことができ、より臨場感のある体験ができます。ただし、ザトウクジラはハワイでは連邦法による保護種となっており、約91mの距離を取ることが義務付けられていますので注意してください。クジラとの距離を十分に取りながら敬意を表してクジラを観察するには、ガイド付きのツアーが最適です。昨年の冬、私はカヤックで回るMaui Kayak Adventuresのガイド付きホエールウォッチングツアーに参加したのですが、海中でクジラの鳴き声も聞くことができ、とても感動しました。また、クジラについてもっと詳しく知ることができるマウイ島のPacific Whale Foundationのツアーもおすすめです。ザトウクジラはハワイ諸島各所で見ることができますが、マウイ島はクジラ好きの人にとってまさに理想の地です。ハワイ島でホエールウォッチングやクルージングをする際、運が良ければ、温かい海の上から雪に覆われたマウナケア山を眺めることができます。

ホエールウォッチング(Allie K.撮影)

上:写真提供:Allie K.

2. ビッグウェーブのサーフィン

クジラのシーズンの魅力もさることながら、ハワイの冬の波は必見です(サーフィンに挑戦するのもいいですね)!冬場になると盛り上がりを見せるのがオアフ島のノースショア。誰もが目を見張る迫力満点の大きな波が押し寄せ、世界中から腕利きのサーファーたちがこの地に集結します。この時期オアフ島では多くのサーフィンの大会が開催されますが、旅行中に大会の日程が重なれば、ぜひライブイベントに出かけ、大波にダイナミックなマニューバーを描くプロサーファーたちの実力を直接ご覧ください。イベントの最新の予定はWorld Surf Leagueのウェブサイトをご確認ください。大会がなくても波情報を常にチェックして、巨大なスウェルの予報が出ていないか確認しておくことが重要です。波はときに理解できないくらい大きくなることがあり、湾やビーチにもあっという間に到達してしまうので、夏場は海水浴客で賑わう波の穏やかな海岸にも冬には大波が押し寄せるということがあります。そういうときは、勇敢なベテランサーファーのみが命を懸けて冬場の巨大な波に挑みます。見ていて飽きないですが、海岸から十分離れ、ライフガードが常駐するビーチに行くようにし、海が持つ力をしっかり肝に銘じておきましょう。

ノースショアを旅行中は、車で気軽に立ち寄れる現地のショップやフードトラックで腹ごしらえしましょう。私のおすすめは、The Elephant Shackのパッタイ、Aji Limo Truckのポケボウル、Wicked HI Cafeのピザとスラッシー、Haleiwa Bowlsのアサイーボウル、Raised by the Wavesのコーヒーとハワイ風巻き寿司、野菜中心のヘルシーで美味しいメニューです。

ノースショア

3. 屋外でのアクティビティ

冬のハワイでサーフィンをしたり波を眺めた後に別のアクティビティを満喫するなら、各島で開催されるロードレースに参加するのがおすすめです。冬は屋外イベントを楽しむのに最適な気温なので、レースにもってこいです。暖かくなってくる午後にビーチに繰り出す前、朝の時間帯に日陰でワークアウトを楽しむのにも最適です。言うまでもなく、美しい自然の魅力や刺激を感じられるのもハワイならではです。一押しのレースは、Pacific Whale Foundationがマウイ島で2月に開催するRun & Walk for Whalesと、オアフ島の南海岸を走るKing's Runner 10k(3月開催予定)です。歩いてオアフ島を周りたい方には、12月に行われるHonolulu Marathonがおすすめです。距離が異なる複数のコースが用意され、走っても歩いても参加できるこの大会では、楽しみながらコミュニティと触れ合うことができます。マラソン後のマイタイやマラサダは、普段より一層美味しく格別!ご自分へのご褒美に、MonkeypodMoku Kitchenのドリンク、Leonard'sのペストリーもぜひお楽しみください。

マラソンランナー

4. ホリデーシーズンを彩る南国のデコレーション

ホリデーシーズン中のハワイでは、南国ならではの風景に映えるデコレーションが一段と煌びやかに感じられます。クリスマスのイルミネーションに彩られたヤシの木や、プルメリアの花で飾られたクリスマスツリー、北極からやってきたサーフィンを満喫する休暇中のサンタがワイキキの街を盛り上げます。Royal Hawaiian Centerは、フォトジェニックなオーナメントや飾りで華やかに飾り付けされています。シェラトン・ワイキキで毎年恒例となっている名物といえば、ホテルの入口に飾られるクリスマスとハワイをテーマにした巨大な砂の彫刻です。Honolulu City Lightsもクリスマスのお祝いにはかかせません。Honolulu Haleの外に設置された巨大クリスマスツリー、大きなシャカサンタとミセス・クロースの像や、色鮮やかなデコレーションが目を楽しませてくれます。クリスマスが終わったら、ぜひ大晦日の花火までご滞在ください。太平洋上に打ち上げられる花火は、新年の幕開けにぴったりです。

ホリデーシーズンを彩る南国のデコレーション(Allie K.撮影)

上:写真提供:Allie K.

5. 夜空を明るく照らす星

冬のハワイでの見逃せないアクティビティはまだあります。星空観察です。私のお気に入りの星空観察スポットは、マウイ島にあるHaleakala National Parkのハレアカラ山頂です。夕陽を見に山頂まで車で行ったら、ゆっくりと下山しましょう。日の光が完全に消えると、煌めく美しい星々が夜空を埋め尽くします。冬は日没が少し早いので、日が沈んでから車で山頂へ向かい、安全な場所に車を停めて、車の荷台や毛布の上に横になって夜空を観察し、流れ星や星座を探すのもよいでしょう。

ハレアカラ国立公園

上:写真提供:Allie K.

6. 滝探し

ハワイでは、冬の到来は雨季の始まりを意味します。雨季には滝ができるので、滝巡りに最適な季節でもあります。私の大のお気に入りの滝はハワイ島のRainbow FallsAkaka Fallsの2つです。雨季にはRainbow State(虹の州)と呼ばれるハワイ州が一際魅力を放つ季節なので、お出かけの際は終日虹を探してみましょう。

冬の滝

上:写真提供:Allie K.

最後にハワイの冬について嬉しいお知らせがあります。ハワイの冬は日の出が夏よりも随分遅いので、朝すっきり目覚めてからでも、島の眺めのよい場所からの素晴らしい日の出に間に合うので楽しみやすいです。温かい100%コナコーヒーを飲みながら眺める日の出は、ハワイの冬を忘れられない思い出にするでしょう。

 

著者 Allie K.

November 30, 2021