オアフ島
Waikiki Holiday Parade では、さまざまな祝祭が次々と開催されます。
このパレードは毎年、感謝祭後の金曜日に開催され、1941年12月7日に起きた真珠湾攻撃の生存者と第二次世界大戦で闘った軍人たちを称える式典と共に、オアフ島のクリスマスシーズンの始まりを告げます。このイベントを立ち上げたのはHula Bowlのマーケティングディレクターを務めたJake Peppers氏で、パレードには全米の高校や大学のマーチングバンドが出演します。音楽隊と共にカラカウアアベニューを行進する夜のパレードには、軍隊、フラダンサー、そしてデコレーションで華やかに飾られた車がホノルルの要人を乗せて参加します。
Waikiki Holiday Paradeは、感謝祭後に開催されるホノルルの伝統行事です。（写真提供:：Gateway Music Festivals & Tours）
ワードビレッジでは、あちこちでホリデーイベントが開催されます。ホリデー用のデコレーションが施されたショーウィンドウは、シャッターチャンスに溢れ、クリスマスカードやクッキーのデコレーション、プランター、ジュエリー作りなど、ホリデー用のワークショップが毎週開かれます。毎週金曜日にはサウスショアマーケットの広場でハワイの人気アーティストによるクリスマスソングのショーが開催され、週末には音楽隊やクリスマスの小人たちが路上でダンスを繰り広げてホリデー気分を盛り上げます。小人たちの借り物競走に参加して商品のギフトカードを獲得したり、お菓子のプレゼントやオーナメント作りといった1日限りのイベントに参加したりするのもおすすめです。さらに、ワードセンターのホリデーラウンジでは、ギフトのラッピングサービスやホリデー向け映画の上映、子ども向けアクティビティも開催されます。 
写真提供：Hugh Gentry
ハワイでは、トナカイが引くそりは必要ありません。なぜなら、サンタはアウトリガーカヌーでやってくるからです。12月の第2土曜日の午前9時、カメラを持ってアウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾート前のビーチに行き、「ハワイにしかいないサンタ」の写真を撮って家族や友人へのお土産にしましょう。サンタは近くのロイヤル・ハワイアン・センターにも登場し、ホリデーパフォーマンスの開催中は一緒に記念写真を撮ってくれたり、ホノルル・クッキー・カンパニーのお菓子を配ったりもします。近くのワイキキ・ビーチ・ウォークでも、地元のhula halau（フラの学校）やエンターテイナーが出演するホリデーmele（歌）のイベントが7日にわたって開催されます。
Honolulu City Lightsのオープニングナイトは、注目の集まる華やかな祭典で、夜道を明るく照らすフロートやマーチングバンド、電飾で飾られたバスや消防車などが参加するエレクトリックライトパレードが、アラナパークから市庁舎まで行進します。（ぜひ、ハワイアン航空のフロートを探してみてください。） ホノルル市長による巨大なクリスマスツリーの点灯式から始まり、スカイゲートでのライブ演奏やサンタクロースとの写真撮影会も開かれます。12月中は、ミルクとクッキーを無料配布するイベントやフードトラック、さまざまなコンテストや特別なクリスマスツリーの展示など、ホノルルシティライツの催しが続きます。
ハワイアン航空も、自慢のフロートで毎年エレクトリックライトパレードに参加しています。（写真提供：ハワイアン航空）
ハラワのアロハスタジアムをイルミネーションで彩る毎年恒例のShow Aloha Landは、12月を通して開催されます。20個ものインフレータブルバルーンや奇想天外なシャボン玉ゾーン、ジップラインなど子どは大興奮。また約330平方メートルの人工雪原をトボガンぞりで滑ることもできます。人間が入れるほど巨大なスノードームやサンタとの記念撮影など、インスタ映えする写真スポットも豊富です。さらに、イルミネーションで飾られた列車に乗ったり、光のトンネルをドライブすることもできます。子どもから大人まで満足できる多彩な飲食メニューが揃っていて、大人には嬉しいCupid's Barの手頃な価格のカクテルもあります。
1月には、モイリイリのOhana Festivalで新年を迎えましょう。ハワイ日本文化センターでは、盆栽や折り紙、空手、剣道、茶道、組み紐の実演といったさまざまなアクティビティが開催されます。また、クラフトフェアや焼き菓子の販売もあり、常設展「おかげさまで」にも入場できます。近くのMoiliili Neighborhood Park (1115 Isenberg Street) でも子ども向けのゲームやバウンシーキャッスル、餅つきの実演があり、寿司やワッフルドッグ、お好み焼きなどの屋台も並びます。そして、どちらの会場でも和太鼓の演奏や日本舞踊と沖縄舞踊の公演が行われます。
モイリイリの新年Ohana Festivalでは餅つきを体験できます。（写真提供：Brian Y. Sato、ハワイ日本文化センター）
マウイ島
国内最大のガジュマルの木をライトアップするイベントLahaina Banyan Tree Lightingが12月の第1土曜日に開催され、この日から地域の祝祭が始まります。雪だるまやサンタとの記念撮影ができるほか、子どもたちは熱帯地方の珍しい「雪」の中で遊ぶことができます。
12月になったらThe Shops at Waileaを訪れましょう。サンタがクリスマスの小人たちと共にカラマパークからパレードを繰り広げ、クッキーを配ったり、マウイフードバンクに寄付する缶詰めを集めたりします。週に２回開催されるHoliday Polynesian Showも見逃せません。近くのGrand Waileaでは、ホリデーマーケットやホリデー料理が楽しめるほか、ハヌカキャンドルの点灯やクリスマスのミサが開かれます。12月24日の朝にはサンタがアウトリガーカヌーでやってきて、お昼にはサウスマウイのフェアモント ケアラニに登場します。
クリスマスの週末には、ハイアット リージェンシー マウイ リゾート＆スパが、音楽やビュッフェ、ホリデーシーズンのアクティビティを楽しめるHalona Kai Holiday Villageに変身します。
カウアイ島
ふだんは静かなリフエの街が、12月の第1金曜日は賑やかになります。観客でいっぱいのメインストリート、ライスストリートでLights on Rice Paradeが開催されるからです。パレードの終点となるHistoric County Building (4396 Rice Street) では、クリスマスキャロルやエンターテイメント、クラフトフェア、フード屋台、サンタとの記念撮影が開催され、Festival of Lightsの会場には色とりどりのオーナメントや人形、電飾で飾られたクリスマスツリーが並びます。これらの飾りのほとんどが、瓶のフタ、卵のケース、発泡スチロールのカップ、スパムの空き缶、ペットボトルなど、廃棄物を利用して作られています。このフェスティバルは、12月中の金曜日から日曜日の毎晩開催されます。
島の西部、ワイメアの街でもすばらしいイベントが開催されます。日没と共にホフガードパークでスタートするWaimea Lighted Christmas Paradeです。これは一般市民が参加する楽しいイベントで、家族の手づくりフロートは、企業のフロートに負けない見事な出来ばえのものばかりです。会場ではギフト商品やオーナメント、新鮮なリースなどが販売されているので、早めに行きましょう。食品売り場には、スモークミート、回転焼きのフリフリチキン（huliは「回す」という意味）、丸いパンに牛ひき肉とチーズを詰めて焼いたカウアイ島名物「フライングソーサー」など、この地域の名物がずらりと並びます。パレード後は、ホフガードパークで深夜までダンスミュージックのパーティーが開かれます。
有名なWaimea Christmas Twilight Paradeでは、イルミネーションで飾られた50台ものトラックが通りを照らします。（写真提供：Waimea Parade）
ハワイ島
毎年、Waimea Christmas Twilight Paradeに地域の人々が集まって開催される、Kold Kountry Christmas（これはスペルミスではなく、クリスマス時期にはワイメアの気温が下がることに掛けたことば遊びです）。このパレードはイルミネーションで飾られたトラックがずらりと並ぶことで有名で、参加団体数を超える台数のトラックが参加することもあります。この地域の人々は、牧場や林業、農業に必要な設備と資材に加えて日常生活に必要なあらゆる品々を街からワイメアまで運んでくれるトラックの運転手に感謝しているのです。パレードが始まる前に、Waimea CenterやParker Ranch Centerのクリスマスフェアに立ち寄って、クリスマスギフトを探しましょう。パレードのあとは、Parker Ranch CenterのFireside Food Courtで、子どもたちとサンタとの記念撮影ができます。
さらに、Canada-France-Hawaii Telescopeのワイメア本部で開催されるWinter Stargazing Partyもぜひ訪れてみてください。West Hawaii Astronomy Clubの会員や天文学者たちによる、軽食や談話「天文学者に聞く」などを楽しめるオープンハウスが開催されています。すべてのイベントは、ホリデーシーズンに高齢者やホームレス、困窮する家庭をサポートするBig Island Giving Treeの取り組みへの認識を高める目的で開催されます。
Kailua-Kona Community Christmas Parade は、12月第2土曜日の夜明け前にスタートする海辺の街Kailua-Konaのパレードで、約80団体（2,200人）が「Na Mele O Kalikimaka: Songs of Christmas」をテーマにした扮装で参加します。バンドはもちろん、ヒップホップダンサー、Toys for Totsの列車、サンタ帽やクリスマスツリーのモール飾りをまとったペット、サンタクロース夫妻やクリスマスの小人、そりを引くトナカイたちが乗ったフロートなど、見どころが満載です。パレードに参加する際は、クリスマスの慈善活動として、Menehune Holiday Food Driveに寄付する缶詰めをいくつか持参してください。缶詰めは、パレードのルート上に設置された8つの改修場所に持っていくか、Food Basket（困窮する人々に食料を無料で提供する非営利団体）のフロートに同行しているスタッフに手渡すことができます。また、パレード当日は、キャプテンクックからワイメアまでの各スーパーマーケットでも寄付を受け付けています。
Akiko’s Buddhist Bed and Breakfastでは、18年前から新年の餅つき大会が開かれています。
開始時は近所の人々が20～30人ほど集まる小規模な催しだったものが、今では観光客もkamaaina（ハワイの住民）も参加する700人が集まる大規模なイベントになりました。開始時は近所の人々が20～30人ほど集まる小規模な催しだったものが、今では観光客もkamaaina（ハワイの住民）も参加する700人が集まる大規模なイベントになりました。新年を迎える前に子どもから大人まで全員が協力して餅をつく縁起のよい日本の伝統が、ここハワイでも受け継がれています。この餅つき大会では、手作り品や健康食品の販売、占い、マッサージ、易経などが行われ、プランテーション時代の貴重な話、沖縄太鼓、ハワイアンミュージックも披露されます。