ルイーズ・パカロ
Sustainable Coastlines Hawaii共同創設者、客室乗務員、多忙な2児の母
オアフ島で育ったルイーズ・パカロは、海の生物やその生息地にいつも興味を抱いていました。家族でワイマナロビーチを訪れると、ルイーズは決まって海中の生物などを観察していましたが、そこでフジツボがびっしりと付着したプラスチックごみ等をよく目にしたといいます。当時は「どうしてこんなものが海中にあるのだろう」と不思議に思うばかりでした。
海をこよなく愛するルイーズは、ハワイ大学マノア本校で海洋生物学と環境学を学びました。机に向かっていないときは、大抵海に繰り出してサーフィンに興じていました。愛する海は、夫のカヒと出会った場所でもあります。サーフィン旅行と銘打って夫婦で世界一周したときに、プラスチックごみによる海洋汚染がどれほど深刻であるかを気付かされたといいます。海を愛する仲間たちからの手助け、そしてニュージランドで海洋環境の保全活動を続けているSustainable Coastlinesの指導の下、パカロ夫妻は非営利団体「Sustainable Coastlines Hawaii」を立ち上げました。その後、音楽と食事を組み合わせて楽しく海岸清掃に励むという、今までになかった草の根活動でボランティアを集め、ビーチクリーン・イベントを開催しています。
2010年に最初のビーチクリーン・イベントを開催後、ルイーズ・パカロは仲間たちと教育指導チームを発足させました。清掃活動の場に近い学校を訪れ、プラスチックごみが海洋生物に深刻な被害をもたらしていることを、子どもたちに教える活動を続けています。また子どもたちには、家族同伴でのビーチクリーンへの参加を呼びかけ、活動を通して海岸の“mālama”（ハワイ語で「思いやり」）を心がけるように働きかけてきました。海岸に漂着したプラスチックごみは、強い紫外線や波にもまれてマイクロプラスチックと呼ばれる細かなプラスチック片となり、魚や海鳥などの海の生物が誤って食べてしまうなど、子どもたちは深刻化する海洋汚染についてルイーズたちから学んでいます。
Over the years, Sustainable Coastlines Hawaii has built up a huge volunteer base across the state, spearheaded successful ocean plastic recycling programs, and started a mobile education station to reach more people on O‘ahu. Their idea to inspire ocean stewardship has energized thousands of volunteers to pitch in for organized cleanups and host their own events. “We’re really lucky to have so many people who are passionate about protecting our oceans,” Louise says. “They bring the motivation, we just help provide the right tools for the job.”
ビーチの清掃活動のほかに、ルイーズはハワイアン航空の客室乗務員として、世界中からハワイ訪れる人たちを迎えています。そして、2人の幼い子どもの母親でもある彼女は、家族と過ごす時間を非常に大切にしてきました。ハワイ諸島線の早い時間帯の乗務のおかげで、午後には子どもたちと一緒に過ごせるので、ルイーズは柔軟な勤務スケジュールに感謝しているといいます。またハワイアン航空の仲間たちとの乗務を大変楽しみにしているそうで、「3歳児の子育てを離れての乗務は、大変なこともありますが楽しむようにしています」とルイーズ。「同僚とのお喋りは楽しいですし、ハワイにいらっしゃる乗客のみなさまの笑顔を見るのは励みになります」。
「普段は訪れないような特別な場所に家族を連れていって、自然を守るための活動をするのが大好きなのです」。ハワイ諸島間フライトの客室乗務員として働くルイーズは、機内の窓からたびたび外を眺めては、アロハを必要としている海岸をチェックしたり、同僚たちをビーチクリーン活動に誘ったりしています。
ハワイアン航空より感謝を込めて
当社とともに90年間の歴史を刻んでいただき、ありがとうございます。大切なお客様は、当社の成功に欠かせない存在です。当社はお客様から学び、これからもお客様により快適な旅をお楽しみいただけるよう尽力してまいります。
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