文化と科学が相容れないと、誰が言ったのでしょう。ヒロにあるイミロア天文学センターでは、古代ポリネシアの船乗りたちが利用した星の航海術を学ぶことができます。体験型の展示やプログラムを通じて、陸と海、空を結ぶハワイならではの価値観に思いを馳せてみましょう。
このセンターは天文学への啓蒙という点でも世界レベルで、ハワイの人々の世界観を通じて天文学に触れる場であるとともに、ビッグ アイランドにそびえるマウナ・ケアの頂上での調査にも焦点を当てています。ハワイ最高峰のマウナ・ケアは天文学研究所としても有名で、30 メートル望遠鏡 (TMT) を擁する次世代天文台の建設も進められています。
全天周 3D プラネタリウムでの感動的なショーや、特定の金曜日の夜に開催されるプログラムも見逃せません。また、Science on a Sphere システムを使って、暴風や海洋温度、地表の形成といったデータを直径 1.8 メートルの球体に映し出すアニメーションもご覧いただけます。「ViewSpace」には、NASA のハッブル宇宙望遠鏡を運用する宇宙望遠鏡科学研究所から継続的に画像が提供され、その展示内容は常に変化しています。建物の外では、自然そのままの地形を歩きながら、在来種や航海用カヌーでハワイにもたらされたポリネシア由来の植物を楽しむことができます。営業時間: 火曜~日曜、朝 9 時~夕方 5 時