プウコホラ・ヘイアウ (神殿)

ハワイ国王の足跡

カワイハエの海を見渡す 85 エーカーの公園。ハワイでも数少ない古代の大規模な宗教的構造物 (ヘイアウ) が見どころです。ハワイ語で「クジラの丘の神殿」を意味するプウコホラ・ヘイアウは、カメハメハ 1 世が戦いの神クカイリモクを祭るため、1790 年に建てたものです。場所はコハラ・コースト南部のハイウェイ 270 号線沿い、スペンサー・ビーチ・パークの隣です。

石でできたこの印象的な神殿は 68 x 30 メートルの大きさがあり、壁の高さは 6.1 メートルに達します。観光客は、この神殿の建造方法やそれにまつわる興味深い逸話についても知ることができます。

「プウコホラ・ヘイアウはハワイ全域で最も重要な史跡です。この神殿ほどハワイの歴史を大きく塗り替えたものは他にありませんからね」と、パーク レンジャーのジョージ・エヌトン氏は言います。

その他の見どころとして、大砲が設置され要塞として使われたマイレキニ・ヘイアウや、サメの姿をした神を祭る水中神殿、ジョン・ヤングの農場などがあります。ヤングは、カメハメハ王朝の信頼を受けて高位に就いたイギリスの船乗りです。

この公園は 1928 年、ハワイ準州のもとで史跡に指定されました。2007 年には武器の展示や映画館、著名な芸術家であり歴史家のハーブ・カワイヌイ・ケインの肉筆画があるビジター センターも設けられています。舗装された約 800 メートルの環状トレイルは歩きやすく、パンフレットを見ながら見学したり、スマートフォンでオーディオ ツアーを利用することもできます。火曜、水曜の朝 9 時から午後 3 時まで (担当者がいる場合のみ)、ラウハラ編みとオヘ カパラ (スタンプ) 作りの実演も行われます。

プウコホラで年に一度開かれるエスタブリッシュメント・デー・ハワイアン・カルチャー・フェスティバルは今年 43 回目を迎え、2015 年 8 月 15~16 日に行われます。7 月 31 日にはハワイアン・フラッグ・デー・フェスティバルもあります。ハワイ州内には、州旗を合衆国の星条旗と同じ高さに掲揚することを許可された場所が 3 個所あり、この公園はそのひとつです。ビジター センターの営業時間は、毎日朝 8 時から夕方 4 時 45 分までです。