国立太平洋記念墓地

厳粛な場所

「パンチボウル」と呼ばれる国立太平洋記念墓地は、75,000~100,000 年前に形成されたと言われるクレーターの中にあり、第一次世界大戦や第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の戦没者とその家族、およそ 53,000 人が永眠している場所です。古来ハワイ語では、いみじくも「Puowaina (プオヴァイナ)」、犠牲の丘と呼ばれていました。

1962 年~2012 年という 50 年間に渡り上院議員を務めたダニエル・イノウエ氏、1962 年~1974 年までハワイ州知事を務めたジョン・バーンズ氏、1986 年のスペースシャトル「チャレンジャー」号の事故で亡くなった 7 名の宇宙飛行士の 1 人、ハワイ出身のエリソン・オニヅカ氏なども、ここに埋葬されています。

この厳粛な地を訪れる人は毎年 500 万人以上。ハワイでもっとも人気の高い観光地のひとつです。クレーターの高台から見下ろすホノルルは絶景です。毎年メモリアル デーには、ボーイ スカウトがすべての墓石に生花のレイを捧げます。1976 年には、国家歴史登録財に指定されました。