ハワイアン航空
2019年2月11日
報道関係各位

ハワイアン航空、ハワイ語の認定制度を導入

He ‘ōlelo Hawai‘i ‘oe?(ヘ オレロ ハワイ オエ?/あなたはハワイ語を話しますか?)
※本プレスリリースは日本語、英語の他、ハワイアン航空としては初めて、ハワイ語でも発表しています。

ハワイアン航空は本日、ハワイを拠点とする航空会社として重要な文化的マイルストーンとなる、従業員向けハワイ語認定プログラムを開始しました。ハワイ語月間である2月を記念して新たにスタートした当プログラムは、ハワイアン航空の従業員約7,200名を対象に無料で行うもので、ハワイの豊富な文化を、事業全体を通じて尊重し、永続させるというハワイアン航空のコミットメントを拡大するものです。

ハワイアン航空の人事担当バイス・プレジデントであるジム リンデは次のように語りました。
「オレロ ハワイ(ハワイ語)を認定言語として追加することは、オハナ(家族)の大多数がハワイで生まれ、もしくは育ったハワイアン航空にとっては自然なことです。ハワイ語の認定は、より多くのチームメンバーがゲストとハワイ語を共有するきっかけや活力になるでしょう。」

ハワイアン航空は、ハワイ語の復活の祖父とされているラリー・キムラ博士、ハワイ大学ウエストオアフ校で教授を務め学界でのハワイ文化永続に注力するレイラニ・ベイシャム博士など、複数のハワイ語のエキスパートに協力を求め、この認定プログラムを開発しました。

認定の取得には、ハワイ語を話すことに加え、口述と読解試験にて高度な能力を証明する必要があります。認定を取得した従業員は、フランス語、日本語、韓国語、サモア語など様々な代表言語に長けた同僚と同様に、ネームタグにハワイ州の州旗がプリントされます。

レイラニ・ベイシャム博士は次のように語りました。
「ハワイアン航空のスタッフやフライトアテンダントとともにこの認定プロセスに取り組み、ハワイのネイティブ言語を私たちのコミュニティで日々の生活において不可欠なものとすることができたことを、大変喜ばしく思うとともに感激しています。ハワイアン航空は、ネイティブハワイアンの声を聞き、受け入れ、活力を与えることで、ネイティブハワイアン自身や慣行を心から尊重していることを、このようなプログラムを通じて示しているのです。」

このプログラムはハワイアン航空のフライトアテンダントが所属する機内サービス担当部署が指揮を執り、現在同部署には13名の認定取得者が存在しています。認定者が増えるにつれ、ハワイアン航空のビジネス全体、職場、お客様との交流において、ハワイアン航空のハワイ語の使用機会の増加に繋がります。

ハワイアン航空コミュニティー・リレーションズ担当ディレクターのデビー・ナカネルア=リチャーズは、下記のように語っています。
「私たちオハナ(家族)にとって素晴らしい瞬間であり、従業員にとってもハワイの母語を広範囲で共有できる機会となります。言語というものはとても強力なツールで、オレロ ハワイ(ハワイ語)を通じて美しい島々の歴史やエッセンスを継続させられることを、とても誇りに思います」

この認定制度は、従業員への無料の初級ハワイ語レッスンやフラダンスのレッスン提供、航空機へのハワイ語での名称づけ、新路線や特別なイベントにてハワイ式のお祈りをささげるなどといった、ハワイアン航空の文化継承のイニシアティブの一環です。

ハワイの航空会社として90年間、ハワイアン航空は心温まるMea Ho‘okipa(「私がおもてなし致します」の意)というホスピタリティからハワイ語フライトに至るまで、オーセンティックな体験をゲストに提供してきました。昨年、ハワイアン航空は乗務員が通常の搭乗案内と機内アナウンスにハワイ語を交えたフライトを7本運航しました。12月に、羽田空港とコナ国際空港(ハワイ島)路線の就航2周年を記念して、国際線では初となるハワイ語フライトを実施したほか、ダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル)とヒロ国際空港(ハワイ島)間で4本、ホノルルとマッカラン国際空港(ラスベガス)で2本のハワイ語フライトを運航しています。

羽田-コナ路線のフライトに乗務したフライトアテンダントのプナヘレ・ケアラナヘレ・ケルビンは、機内アナウンスのハワイ語で下記のように語りました。
「オレロ ハワイ(ハワイ語)フライトは、ハワイ語が永続するための機会でもあります(He pō‘aiapili hou nā huaka‘i mokulele ‘ōlelo Hawai‘i, kahi e ola hou aku ai ka ‘ōlelo Hawai‘i)。」

10月には、ハワイアン航空はハワイ州観光局が主催する、ハワイ語の復活に注力する地域の組織に与えられる名誉あるアワード、レガシーアワードを受賞しました。アワードの受賞にあたり、ホノルルで開催されたグローバル・ツーリズム・サミットにてデビー・ナカネルア・リチャーズは、このように述べました。
「ハワイ語を通じて“アロハ(Aloha)”は単なる挨拶の域を超え、現在・過去・未来についての物語となると考えています。」

ハワイ語はハワイ王国の終結から3年後の1896年に教室での使用を禁止されました。1970年に、キムラ博士を含む情熱あふれる大学生グループと流暢なハワイ語を話すことのできる最後の世代の年配者が、ともに言語を取り戻すために団結しました。彼らのハワイ州議会における絶え間ない努力が、最終的にハワイ語の復活運動へとつながりました。以来、ハワイ語は英語と並び、ハワイ州の正式な言語として認められており、州全体の学校や大学で学ばれ、話され、ハワイにおける日々のビジネスや生活のなかで再び地位を確立しています。


ハワイアン航空について:
ハワイアン®は、米運輸省による米航空業界ランキングにおいて、14年連続(2004年~2017年)で定時運航率1位に選ばれています。また、米国旅行誌「コンデナスト・トラベラー」、「トラベル+レジャー」、および「トリップ・アドバイザー」においても、サービスの質と運航実績においてハワイに就航する米国航空会社のトップにランキングされています。
創設90年目を迎えたハワイアン航空は、ハワイで最大かつもっとも歴史の長い航空会社です。現在、ハワイ州の島間は1日約160便、ハワイアングループ全体では1日250便以上を運航しています。米国内は最も多い12都市へ直行便を運航しているほか、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ領サモア、タヒチへの直行便も運航しています。ハワイアン航空は、ハワイアン・ホールディングス(NASDAQ:HA)の子会社です。

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