機内エンターテイメント

オラ・ポノ シリーズ パート 2: 海での安全

ブライアン・ケアウラナと娘ハア・ケアウラナが、ハワイの豊かな歴史と、海との強いつながりを探索する旅にお連れします。


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ブライアン・ケアウラナに聞く、海での安全に関する Q&A

初めて訪れる人が特に気を付けるべき、海の危険にはどんなものがありますか?

ハワイを訪れる観光客は、この特別な場所に関連した危険を忘れ、美しい自然に見惚れてしまい、はぐれることがあります。ご家族、ご友人と心行くまで楽しむことが出来るように同行者の方と見たいものや、したいことを話し合うのは重要なことです。海には危険な性質もあり、ダイナミックで、絶えず動いています。地元の人やライフガードに尋ねてみてください。専門的で正しい情報を得る最も良い情報源となるでしょう。

人と海との間のユニークな繋がりについて感じたことはありますか。「遊び場」としての海をリスペクトし、共存していくことの重要性について考えてみましょう。

ハワイに来て楽しみましょう。人生を変えるような体験ができます。ハワイでは、揺れるヤシの木、海、青空を楽しめます。しかし、危害を与える生き物や事故のことを忘れてはいけません。海での事故はとても深刻なものになることがあります。もし海の危険についてを理解していなければ、命を失うことになりかねません。

「現実に打ちのめされた」ことがなく、海でのファンタジーやアドベンチャーを求めている人にどのように説明すればよいでしょうか。

正しい知識を持って海に入るよう人々を教育することが、最高の救助活動だ言えます。海を楽しむために、風、潮位、潮流そしてサーフィンについて正しく知り、海の状況の見極め方を理解することです。海での安全について教育することは重要です。しかし、海を心ゆくまで楽しむ経験をすることも重要です。私の父である伝説のサーファー、リチャード・"バッファロー"・ケアウラナはいつも私たちに海と共存するよう教えてくれました。海は私たちの遊び場です。


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ハワイを探索し、記録に残しましょう

娘のハアに海への愛と、海について教えることのバランスを取れるようにすることはどれほど重要なことでしたか。

私たちは、かけがえのない文化、コミュニティ、家族、友情が完璧なバランスを保っている状態のもとで暮らしています。これが私たちの根底にあります。私たちはしっかりとした過去の知識に根差しています。しかし新しいことにも適応できるよう、常にバランスをとっています。

水中で写真やビデオを撮る場合、安全を保つヒントは何かありますか。

自分の感情をコントロールして、海での写真やビデオ撮影を楽しんでほしいとハアは言っています。彼女も海で撮影をするときには、「サーフィンをしたいのか、それとも写真を撮りたいのか、自分をコントロールしないければならない時があります。美しく海が照らされてるとき、そのシャッター チャンスを逃すことはできないし、良い写真が撮れると最高です。海が穏やかな時は、海の中で海と一体になって穏やかな気持ちになれます。そして、海が大きく波打ち、エネルギーがあるときは、日常生活で起こっているクレイジーなことを考える余地なんてありません。」とその時の感情を教えてくれます。

ライフガードとして勤務されながら、いろんな写真、テレビ番組、長編映画のシーンの撮影や参加をされてきました。多くの人がその経験、仕事や作品を見たり学んだりしていますが、どんな良かったことがありましたか。

私たちのクレオナ (責任) を互いに覚え、海と、ポノ (誠実さと正義と平衡の価値) をもって生活していくのはとても重要ことです。私のメディアや映画での仕事は、マリン スポーツと海の安全に注意を引くこと助けになっています。ポオケラ (卓越性) を目指し努力することがでロカヒ (バランス、協調、協力) というハワイ人の価値観に、皆さんの注意を向けることができていると思います。


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Ahupua‘a(アフプアア)

アフプアア (ahupuaʻa) システムとは何ですか。また、ネイティブ ハワイアン社会における重要性は何ですか。

海と大地は私たちに知識を提供します。また、自然と調和する機会も与えてくれます。昔のハワイ人の生活について考えてみると、彼らはとてもな清潔な生活をしていました。昔のハワイは、アフプアア (ahupua'a) と呼ばれる山頂から海岸までの稜線に至る谷の地域に細分されていました。ハワイ人はワイと呼ばれる綺麗な水の周りに集まり、ワイはカイと呼ばれる海へと注がれていきます。物事が円満なことを人々は、ワイワイ (バランスがとれている、純粋である、富がある) と言ったりします。

世界が近代化していますが、生活のための水の確保など、ネイティブ ハワイアン文化を保つためにどのように努力されていますか。

世の中が変化するにつれて、スチュワードシップとオーナーシップという概念を覚えておくことは重要です。将来の世代が楽しみを永続させるためには、アイナ (大地) とカイ (海) をマラマ (世話) する必要があります。ハワイの文化では、人は水と土地があってこそです。 人は、その命の源を世話する立場なのです。これには、自分たちのアフプアア全域にある泉、小川、川の健康を保護し維持することが含まれます。

将来の世代のため土地と海を守ることについてのクレアナ (責任) は何ですか。また、現代のウォーターマンとしてハワイの文化とルーツに対して今もなお行うべきことはありますか。

誰か 1 人だけに責任があるのではありません。カヌーと同じように、全員が責任を分担しています。 この考え方こそが、アフプアア (ahupuaʻa) のシステムの繁栄をもたらしたのです。単なる環境概念ではなく、どのようにそれぞれが共存していくかということです。過去を振り返るとき、アラカイ (リーダーシップ)、アロハ (愛)、ハアハア (謙遜)、ホオマナ (スピリチュアリティー)、ホオハナ (意図と目的をもって働く)、ハワイならではの価値観を表す重要な言葉を思い出すことができます。それらを私は伝えたいと思っており、私自身もこれからも学び続けるつもりです。


ブライアン・ケアウラナについて

ブライアン・ケアウラナは世界の著名なウォーターマンの一人。幼少期から海で多くを過ごすケイキ (若者) として育ちました。プロの競泳選手、サーファー、ライフガードとしてのキャリアがあります。

波の中の効率的なツールとしてジェットスキーを活用した海洋リスク管理プログラムを開発し、水中防衛トレーニングを考案することにより、海および水の安全へのアプローチに革命をもたらしてきました。地元や海外のライフガード、またそれだけでなくネイビー シールズ、警察、消防士などもケアウラナの専門知識に従っています。彼は現在、ハワイで作った映画のスタントマンまたディレクターとして勤務しており、彼の活動はヨーロッパそして世界に広がっています。彼は、「50 回目のファースト・キス」、「寝取られ男のラブ バカンス」、「猿の惑星: 新世紀」、「ジュラシック・ワールド」、「ハートブルー」などの大ヒット作でスタントを演じました。

伝説のサーファー、リチャード・ " バッファロー " ・ケアウラナの息子として受け継いだものを、ブライアンは息子チャドと娘ハアに引き継いでいます。ハアはこのサイトで取り上げられており、マナオ (信念) とアイク (知識) をこのビデオ シリーズに添えています。