レンタカーを予約するかどうかを決定する要素は2つあります。どの島を訪れるのか、そして何をしたいのかです。ラナイ島を除いては、空港にあるレンタカーを利用すれば簡単かつ便利に車を借りることができます。小型エコノミーカーやスポーティなコンバーチブルから高級SUVや4WDまで、さまざまな選択肢があります。GPSとハワイアン航空のフライトやレンタカー営業所で提供される無料の地図があれば、島内を移動するのはとても簡単です。
オアフ島ではレンタカーが必要ですか?
レストラン、ショップ、ビーチ、アクティビティ、主要観光スポット(ホノルル動物園、ワイキキ水族館、カピオラニ公園、米陸軍博物館など) は、ワイキキのほとんどのホテルから徒歩圏内にあります。この範囲内で過ごす場合には、車は必要ありません。
島内を観光をする場合は、車があったほうが便利でしょう。車の一番のメリットは、自分のペースで観光できるということです。オアフ島はそれほど大きくはないので、休憩なしで2時間もあれば島を一周できます。とは言っても、公共交通機関ではアクセスが難しい場所で、見たいものやしたいことがあるかもしれません。ツアーに参加するという方法もありますが、決まったスケジュールに従うため、ある場所では滞在時間が長すぎたり、別の場所では短すぎたり感じることもあるでしょう。
TheBusは観光に便利?
オアフ島はTheBus (thebus.org) として知られる包括的なバスシステムをもつ唯一の島です。TheBusへの荷物の持ち込みは禁止されているため、空港の往復など荷物を持って旅行する場合にはご利用いただけません。ただ、急ぐ必要がなければ、チャイナタウン、イオラニ宮殿、シーライフパーク、ポリネシアカルチャーセンターなど、オアフの人気観光スポットの多くはバス路線上にあるのでとても便利です。ゆったりと座って回れるように、平日は朝と午後のラッシュアワーを避けることをお勧めします。
バス料金を払う際は、ちょうどの金額を用意する必要があります。割引運賃は6歳から17歳までの子供、体の不自由な方、65歳以上の方を対象としています (有効な米国のメディケアカードを提示する必要があります)。5歳以下のお子様は、運賃を支払っている乗客が同伴し、座席を使用しない場合には無料で乗車できます。1日乗車券や1か月のパスを購入すれば、購入した日や月に制限なくバスを利用できます。1日乗車券はバスの運転手が発券します。1か月パスは、Foodland、Times Supermarket、セブンイレブンなどで購入可能です。路線に関するお問い合わせは、(808) 848-5555(英語のみ) までご連絡ください。
ワイキキトロリーでの移動は?
ワイキキトロリー (waikikitrolley.com) は、1日中乗り降り自由で、楽しく便利な乗り物です。サンフランシスコ様式のケーブルカーやダブルデッカーバスで、ワイキキの6つのテーマルート、ホノルルの中心部、東オアフの海岸線を走ります。レッドライン (ホノルル文化観光コース)、ブルーライン (パノラマコースト観光コース)、ピンクライン (ワイキキ/アラモアナショッピングコース)、パープルライン (パールハーバー歴史観光コース)、グリーンライン (ダイヤモンドヘッド観光コース)、ホノルルダイニングエクスプレスがあります。
人気の停留所には、ビショップ博物館、アラモアナセンター、ホノルル美術館、フォスター植物園、ダイヤモンドヘッドクレーターなどがあります。1日1ラインチケット (1日観光にはピッタリ)、6ライン乗り放題の1日チケット、4日チケット、7日チケットをご利用いただけます。
その他の島ではレンタカーが必要ですか?
車は移動するのに最も便利でフレキシブルな手段です。
Lanai Car Rental (lanaicarrental.com) はラナイ島唯一のレンタカー会社で、営業所は空港ではなくラナイシティにあります。空港から市内に出るには、Lanai Taxi Service (808-649-0808 英語のみ) またはRabaca’s Limousine Service (lanaishuttle.com) をご利用いただく必要があります。
フォーシーズンズ リゾート ラナイは、空港とホテル間、ホテルとラナイシティ間のシャトルサービスを提供しています。宿泊客はホテルでジープを借りることもできますが、その利便性に高い料金を払うことになります。料金は24時間あたり$150から。
ラナイ島には舗装された道路が48 kmしかないため注意が必要です。つまり、カイオロヒア (シップレック ビーチ)やケアヒアカヴェロ (神々の庭園) など、美しく険しい場所を見たいなら、四輪駆動車が必要です。ハワイ島のワイピオ渓谷やマウナケア火山の頂上まで行きたい場合も同様です。
四輪駆動車を借りる場合でも、立ち入り禁止場所のリストをまずレンタカー会社に確認してください。そのリストに載っている場所でのオフロード走行はレンタル契約の条項に違反するため、万一車が破損してしまった場合は、賠償金を支払う必要があります。
その他の知っておきたい情報:
- 航空券とホテル、それにレンタカー込みのパッケージを調べてみましょう。一般的に、その方がそれぞれを別に支払う場合よりもお得になります。経験則として、フライトやホテル、レンタカーの料金は、需要の少ないピーク以外の時期に下がります。
- レンタカー料金に加えて、ガソリン代、保険料 (十分な補償があるか最初に保険契約を確認します) および駐車料金を支払う必要があります。ホテルでの駐車代は、1日あたり最大$45発生する可能性があります。
- ガソリン価格はアメリカ本土よりハワイでの方が高く、またモロカイ島とラナイ島ではその他の島より割高です。ガソリン料金を抑えるには、レンタカーを返却する前に自分で満タンにするとお得です。
- 21〜24歳のドライバーの場合、ほとんどの大手レンタカーから車を借りることができますが、追加料金が課されます。1日平均$25ですが、場所によってはさらに高くなることがあります。また、その年齢層のレンタカー利用者は特定の車種に限定されるかもしれません (例えば、エコノミータイプからフルサイズ車のみ可能。ミニバン、SUV、コンバーチブルまたは高級車は不可)。
- モロカイ島とラナイ島を除くすべての島では、ラッシュアワー時の運転 (午前6時から8時30分、午後3時30分から午後6時)を避けてください。路上駐車の時間はラッシュの時間中には短くなることがあるので、駐車場の標識に注意してください。駐車違反の場合、違反切符を切られレッカー代の責任を負うことになります。
- Uber (ウーバー) と Lyft (リフト) はモロカイ島以外の島で利用できます。これらのライドシェア サービスを利用すると、ほとんどの行きたい場所まで行くことが可能ですが、タクシー同様に料金が高くなる可能性があります。
- オアフ島では、レンタカーを借りない場合、空港と市街を移動する方法がいくつかあります。タクシー、ウーバー、リフト、TheBus (荷物を持っていない場合)、シャトル、リムジンです。後の2つを利用する場合は、検索して調べるか、ホテルのコンシェルジュスタッフにご相談ください。 事前の予約をおすすめします。
- 島の通りの名前の多くはハワイ語で書かれているので、道をたずねるときに正しく発音したりつづりを言ったりできれば便利でしょう。
- もし体力に自信があり興味があれば、車の代わりに自転車を借りるのもいいでしょう。ホノルルのバイクシェア プログラム、Biki (gobiki.org) は、130か所以上のセルフサービスのBikiストップを提供しています。借りた場所とは別の場所に返却することもできます。シングルライドや無制限の30分のライドに適した月払いプランを購入するか、数日間、数週間、あるいは数ヶ月間に、必要な時にだけ300時間まで利用できるプランがあります。
- 最後に、ハワイの交通ルール上の基本の3つを覚えておいてください:
- すべての法律を遵守すること。
- できるだけクラクションを鳴らさないようにすること。ハワイでは鳴らす習慣がないため、失礼だと考えられています。
- アロハの精神で運転すること (つまり、前の車にぴったりつけたりせず、他のドライバーに譲ってもらい車線に入った場合には「ありがとう」と手を振ります)。