ハワイ旅行計画ガイド

Travel Info

責任ある行動で安全に楽しいご旅行を:ハワイアン航空と提携する非営利団体がお伝えしたいこと (Travel Pono)

ハワイ州が旅行前のCOVID-19検査プログラムを開始する何ヶ月も前から、ハワイアン航空や多数の地元企業は、多くの時間と努力を重ね、お客様を安全にお迎えする準備をしてきました。

ハワイアン航空では、旅行のすべての面において清掃を強化し、チェックイン手続きに新しい体調確認フォームを取り入れ、ご旅行前に手軽に受けていただける検査オプションの提供を開始するなど、さまざまな取り組みを行っています。そして、サービス内容を調整しながらも、ハワイアン航空の特長として定評あるho‘okipa(ホスピタリティ)は変わりません。

お互いの安全を守るために皆で責任を共有する必要がある今、空港や機内における新たな手順へのご理解とご協力に感謝いたします。また、感染症の拡大が懸念される中、私たちはハワイを拠点とする航空会社として、ハワイを訪れるすべての方が責任ある行動 (Travel Pono) をもって過ごしてくださるようお願いしています。

Travel Ponoとはどういう意味でしょうか。ハワイアン航空で地域・文化交流ディレクターを務めるDebbie Nakanelua-Richardsは次のように説明します。「Ponoは、アロハのように、たくさんの重要な意味を持つ言葉です。私たちがTravel Ponoと言うときは、責任と思いやりのある行動で旅行していただきたいという願いを込めています。ハワイアン航空は、旅行者の皆様を再びお迎えできることを嬉しく思っています。ハワイの島々や、文化、天然資源、そしてコミュニティを守るため、皆様のkōkua(協力)をお願いいたします。」

新たに始まった「Travel Pono」ブログシリーズでは、責任ある行動で安全にご旅行していただくための方法や、この困難な時代における一人ひとりの役割を理解していただくための情報を提供しています。これをスタートするにあたり、ハワイアン航空と提携する非営利団体に、彼らにとってTravel Ponoがどのような意味を持つのか、そして私たちの大切なハワイを守る彼らの知恵を教えてもらいました。


サンゴ礁の保護

Coral Reef Alliance(ハワイ島)のプログラムマネージャー、Erica Perez氏のメッセージ

サンゴ礁はハワイの文化にとって極めて重要で、ハワイの人々にとっては食料や収入、安心のもととなる存在です。この数ヶ月のあいだ、サンゴ礁は人間の影響を受けずに過ごしました。しかし、地元の人々やハワイを訪れる方々が海に戻りつつある今、Coral Reef Alliance (CORAL) は、皆さんが注意深く行動し、敬意とアロハの気持ちを持ってこの大切な生態系を扱ってくださるようお願いしています。

オアフ島のハナウマ湾自然保護区にあるサンゴ礁の近くでシュノーケリングを楽しむ人たち。

サンゴ礁は生き物です。シュノーケリングをする際は、安全上の注意事項を守り、地域のガイドラインに従って、サンゴの上に立ったり海洋生物に触れたりしないでください。日焼け止めは必ずサンゴ礁に無害な製品を使い、できればラッシュガードや紫外線を防ぐボディスーツを着て、日焼け止めの使用を最低限に抑えましょう。また、おもちゃやゴミにも注意し、波にさらわれて海に流されることがないよう気をつけてください。

写真提供: Coral Reef Alliance
ハワイの繊細なサンゴ礁の生態系を保護する継続的な調査のために、ハワイ島の海水を採取するCoral Reef Allianceのボランティアスタッフ。

厳しい状況が続くあいだ、ハワイでは島外の方々をお迎えるすることができませんでしたが、人間がいなくなることで海にどのような変化が起きるかを深く理解する絶好の機会に恵まれました。私たちはこれからもサンゴ礁への最大の脅威である乱獲や沿岸汚染に対処し、サンゴが気候変動に耐えられるよう、世界中で取り組みを行っていきます。マウイ島においては、荒れた川底を修復して、海洋環境に流入してサンゴ礁を窒息させる堆積物の量を減らしていくことに焦点を当てています。ハワイ島では、地域社会と協力して、排水の流出量を減らす取り組みを行っています。ハワイを訪れる方は、coral.orghawaiiwaiola.comで、この重要な取り組みの詳細をご覧ください。


トレイルを安全にトレッキング

KupuのCEO、John Leong氏のメッセージ

ハワイは他に類を見ない特別な場所で、アロハの文化で世界中に知られています。しかし、ハワイの島々の面積には限りがありますから、ここを特別な場所にしているすべての存在を守るよう心に留めておく必要があります。そのためには、Ponoな行動を取ることの重要性を理解しなければなりません。何が正しくて公正であるかを知る必要があるのです。

写真提供: Kupu
Kupuのスタッフは、ハワイの島々の土地や在来種を守るため、トレイルや道なき奥地をトレッキングします。

ハワイの自然保護と青少年教育の非営利団体として活躍するKupuは、2007年からボランティアスタッフをまとめてハワイの土地を保護する活動を行っています。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、ハワイのトレイルや屋外を散策する際に、責任ある行動で安全に楽しく過ごす (Travel Pono) ための注意点をご紹介します。

  • マスクを携帯しましょう。トレイルは皆で共有する場所です。新型コロナウイルス感染症が拡大する中お互いの安全を守るためには、他の人が近くにいる場合に備えて、デイパックにマスクを入れておくことが最善の方法です。

  • 梱包材は持ち帰りましょう。ビーチや公園に持って行ったものは、宿泊場所へ持ち帰って廃棄してください。公共の場のゴミ箱を溢れさせてはいけません。訪れた場所を、着いたときよりもきれいにして帰りましょう。砂浜や海に、そこにあるべきでないものを見つけた場合は、それを持ち帰りましょう。

  • 休業中の場所に配慮しましょう。ハワイの観光地の中には、新型コロナウイルス感染症拡大のため休業している場所があります。これらの場所は再生休業中ですから、閉鎖情報に注意してください。

写真提供: Kupu
修復プロジェクトに取り組みながら美しい景色を見渡すKupuのスタッフ。Kupuの活動は州全体をカバーし、ハワイのすべての島で修復プロジェクトを行っています。

  • 文化について学びましょう。真のハワイについて学べる方法を見つけてください。(オアフ島のノースショアにあるワイメア渓谷は、初めてハワイについて学ぶ際に最適です!)滞在中にボランティア活動に参加することもお勧めします。複数の非営利団体やエコツアーが、ボランティア活動をしながら人生を変えるような体験ができるサービスを提供しています。私たちのウェブサイトにもボランティア情報がありますので、ご覧ください。

  • 標識のあるトレイルのみを歩き、外来種の侵入を防ぎましょう。ハワイには、外来種の影響を受けやすい固有種や在来種の動植物が生息しています。トレイルのみを歩くことで、浸食や外来種の拡散を防ぐことができ、もちろんあなたが迷子になることも防げます。また、荷物を梱包する前やホテルを出る前、トレイルに出入りする前には、アウトドア用品とトレッキングシューズを掃除してください。


削減、再利用、そしてPono

Sustainable Coastlines Hawai‘iのエグゼクティブディレクター、Rafael Bergstrom氏のコメント

Sustainable Coastlines Hawai’i (SCH) は、ハワイの海岸線を守ろうと地域の人々に働きかけているハワイの非営利団体です。私たちのミッションは世界中に拡大していますから、どこに住む方でも私たちの活動に参加していただけます。ハワイは、すばらしい文化とサンゴや海洋の生態系、山々、河川が存在する、他のどこにもない個性あふれる美しい場所です。これらすべては、野生生物や人間も含めて互いに結びついています。つまり、私たちの行動のすべてが、私たちの愛するこの土地を保護する上で重要になるのです。

写真提供: Rafael Bergstrom氏/Sustainable Coastlines Hawai‘i
新型コロナウイルス感染症の拡大前に行われたモロカイ島での清掃イベントを終えて、記念写真のため集まったSustainable Coastlines Hawai‘iのボランティアスタッフ。

Travel Ponoとは、こうした結びつきを理解し、尊重し、注意深く行動することを意味します。私も皆さんも、再びこのすばらしい島の探索を始める際は、自分たちの行く場所はほかの人々や生き物が暮らす場所でもあることを心に留めておくことがとても重要です。

ハワイでは、ハワイ内や遠い土地から流れてきたプラスチックが海岸に打ち上げられて海洋生物に影響を与えており、消費生活への影響が増大していることがわかります。プラスチック汚染を発生源でくい止める方法を広めていくことが、変化につながります。皆さんも影響を与えることができるのです。出かけるときは、再利用できるウォーターボトルや袋、自分用の食器類を荷物に詰めて、どこにでも持って行きましょう。私たちのこうした日常の行動が企業にも影響を与え、プラスチックによる海の汚染を防ぐことができます。

写真提供: Rafael Bergstrom氏/Sustainable Coastlines Hawai‘i
Sustainable Coastlines Hawai‘iが毎年行っているモロカイ島のビーチ清掃イベントで見つかった、一般的な使い捨てアイテム。

皆さんも、InstagramFacebook私たちのウェブサイトをフォローして、SCHのʻohana(家族)になってください。また、Clean Beaches Start at Home(地元で始めるビーチ清掃)運動にぜひ登録して、プラスチック削減の取り組みに関するあなたの体験談を教えてください。世界中のどこからでも、皆さんが自分の生活の中で行動を起こすことで、ハワイの海岸線がプラスチックで覆われるのを防ぐことができます。気をつけて旅行してくださる皆さんにmahalo(感謝)を、すばらしい私たちの故郷ハワイに愛を込めて。


私たちの島と海にmālama(思いやり)を

The Nature Conservancy Hawai‘iのエグゼクティブディレクター、Ulalia Woodside氏のメッセージ

COVID-19は私たちの健康や経済に悪影響を及ぼしていますが、一方で、公園や屋外エリアに出る人々が減ったことで、自然に対しては良い影響を与えているようです。6月にはホヌ(ハワイのアオウミガメ)が、数十年ぶりにオアフ島のベローズ・ビーチに巣を作っていることが確認されました。これは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でキャンプ場が閉鎖されたためです。また8月には、絶滅危惧種であるホヌの孵化が見られました。マウイ島では、商業船の運航が少ないため、研究者たちがモロキニ島の海域で以前より多くの魚を観察しています。カウアイ島では、トレイルに生息する在来植物の成長が回復し、奥地での救済件数が減少しました。自然の回復を見ることができる今回のような機会は、持続可能な観光とはどうあるべきかという新たな視点を私たちに与えてくれます。

写真提供: Alison Cohan氏/The Nature Conservancy
マウイ島のワイカモイ保護区でバードウォッチングをする人々。

The Nature Conservancyは、ハワイで40年以上にわたり、ハワイに住むすべての生き物を支える土地と海域を保護する活動を行ってきました。私たちはこれまでの豊富な経験を通して、地球上のほかの場所には存在しない動植物が生息する森や岩礁の鼓動に精通してきました。半世紀近くにわたる活動で得た知識と、感染症の拡大という前例のない出来事に対する見解を組み合わせて、皆さんが安全に過ごし、楽しみにして来られたハワイの自然を保護するためのヒントをご紹介します。

  • 二酸化炭素排出量を減らしましょう。ハワイへの往復や滞在中のアクティビティによって生じる二酸化炭素排出量を、減らしたり相殺する方法を探してください。ハワイにおける炭素隔離のためにThe Nature Conservancyと提携企業が行っている取り組みを知ってください。

  • 混雑する場所では人の多い時間帯を避けましょう。多くの人が訪れると野生動物が怯え、生息地に害を与える可能性がありますし、楽しさも半減します。

  • ハイキングコースやビーチでは標識を読み、ガイダンスに従いましょう。許可されたトレイルのみを歩き、立ち入り禁止エリアには入らないでください。これは、皆さん自身を危険から守るため、そしてハワイの野生生物や自然環境を守るためです。

  • ウミガメや在来の鳥、モンクアザラシなどの野生生物とは距離を取りましょう。これらの野生動物は予期せぬ行動を取る可能性があるため、安全な距離を取ってください。

  • 水は賢く使いましょう。ハワイの水は、すべて原生林から集めた霧や雨から作られています。ハワイ全体の流域の保護のために私たちが行っている取り組みを知ってください。

  • ゴミに配慮しましょう。捨てられた包装材やプラスチックを動物が食べて苦しむ可能性があります(それに、ゴミは見苦しいですよね)。ゴミを適切なゴミ箱まできちんと運べるように、荷物にゴミ袋を入れておいてください。

  • ハワイは文化と伝統に包まれた島です。公園や屋外の観光スポットでは、説明が書かれた看板をよく読みましょう。山や海に加え、オアフ島のウルポ・ヘイアウプウオマフカ・ヘイアウ、ケアイヴァ・ヘイアウといった文化遺産への訪問も組み合わせてください。おすすめの文化的アクティビティについては、GoHawaii.comをご覧ください。

  • 素晴らしいハワイの地を深く理解しながら支援を行うボランティア活動があります。ボランティア活動を通じて、訪れた土地とそこで暮らす人々と強く結びつき、ハワイの美しい自然と文化を守る。それは貴重な思い出となるはずです。

私たちの大切なハワイに対する皆さんのmālama(思いやり)と行動にmahalo(感謝)いたします。ハワイで楽しい時間をお過ごしください!詳しくはnature.org/hawaiiをご覧ください。

著者 Marissa Villegas, External Communications

December 4, 2020