メイド・イン・ハワイ: 地域のビジネスをみんなでサポート

Hawaii is Our Home

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メイド・イン・ハワイ: 地域のビジネスをみんなでサポート

新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、私たちは皆、地域の小規模な店や企業を支援し続けるための方法を工夫しなければならなくなりました。そこで、自宅にいながら地域のビジネスを支援できる方法をご紹介します。

ハワイの活気あふれるフードシーンやアートシーンは、心温かな文化と並んで、ハワイが世界トップクラスの旅行先になっている理由の一部です。ハワイアン航空は長年にわたって、ハワイのシェフやミュージシャン、アーティストを支援し、その才能を世界に向けて紹介するため、彼らの生み出す作品を機内アメニティや機体デザイン、従業員のユニフォームに採用してきました。また、貨物部門は、ハワイの小規模なショップの商品を各地へ届ける役割を担っています。

ハワイアン航空は、常にハワイの起業家や事業者とパートナーシップを結び、他にはないハワイならではの体験を、弊社を利用されるお客様だけでなく、地元のコミュニティにも提供しています。

しかし、新型コロナウイルス感染症が拡大したことで、私たちは皆、これからも互いを支え合い、とりわけ長期的な景気低迷の影響を受けやすい小規模事業者を支援していくための方法を工夫しなければならなくなりました。

オンラインマーケット「Pop-Up Mākeke」

フラの祭典、2020年メリー・モナーク・フェスティバル(ハワイアン航空が協賛)の中止により、多くの職人やデザイナー、小売業者が慌てふためいています。この祭典は、世界で最も有名なフラの競技会が開かれるだけでなく、小規模事業者が出店するアートフェアとしても人気が高く、特にネイティブハワイアンが運営する会社の商品が手に入ることで知られています。こうした事業者にとって、1週間にわたりヒロで開かれるイベントに集まる世界中の人々に商品を見てもらうことはとても大切な機会なのです。重要な収入源が失われたことを受け、ハワイのネイティブハワイアン振興協議会 (CNHA) の理事たちは解決方法を見つけるべく動きだしました。

こうして誕生したのが、オンラインマーケットPop-Up Mākekeです。CNHAが管理するこのオンラインマーケットでは、外出自粛中もハワイの商品を買うことができます。

画像提供: オンラインマーケット「Pop-Up Mākeke」

参加する事業者は手数料なしでオンラインショップに出品でき、CNHAがすべての受注処理を行います。ハワイ諸島の業者が販売する商品は、まずオアフ島に送られ、そこから島の西部にあるPop-Up Mākekeの本部に届けられます。そして、CNHAの少人数のチームが注文の処理や商品の梱包、発送を行います。

「コミュニティイベントや集会がすべて中止になったことで、地域の職人や事業者は、新型コロナウイルスによる経済的影響を乗り切るための迅速な支援を必要としています。私たちはパートナーシップとコミュニティネットワークを通して、多くの事業者に、この苦境を乗り切るための支援を提供しています。」と、CNHAのKuhio Lewis会長は言います。「インターネットでPop-Up Mākekeを立ち上げたことで、地域の小規模事業者の販路をさらに広げ、世界中の消費者の方々にハワイの商品を買っていただけるようになりました。」

その費用を補うため、Hawaiian Airlines® Bank of Hawaii World Elite Mastercard®は、事業者のための航空貨物や消費者への配送といった輸送コストとして最大5万ドルの資金提供を行いました。また、ハワイアン航空と提携するレンタカー会社のAVIS Budget Groupは、弊社の貨物施設からPop-Up Mākekeの本部まで商品を運ぶ配送用トラックを提供しています。

こうした協力によって、Pop-Up Mākekeの利用者は、家にいながらにしてハワイを拠点とする企業やネイティブハワイアンが運営する企業の商品を、追加の送料を支払うことなく購入することができるようになりました。

Pop-Up Mākekeの本部で、注文された商品の発送準備をするTeam Kōkuaのボランティアスタッフ

次々と入る注文に対応するため、ハワイアン航空の従業員はPop-Up Mākekeの本部でボランティア活動を行っています。ロイヤルティ部門とトラベルプロダクト部門の従業員は、週に1日以上を費やしてオンラインマーケットに掲載する商品を撮影し、Team Kōkua(チーム・コクア)のボランティアスタッフは、時間を見つけては新たに届いた荷物の開梱や発送する商品の梱包、商品リストの管理などを手伝っています。

Pop-Up Mākekeで購入できるハワイのオリジナル商品は、ウェブサイトwww.popupmakeke.comに掲載されているほか、FacebookInstagramでライブ配信されるショッピング番組でもご覧になれます。

Food-A-Go-Go

Hawai‘i Agricultural Foundation (HAF) が、感染拡大のなかで営業を続ける飲食店のオンラインデータベースを作る取り組みを始めたと知り、ハワイアン航空はぜひ協力したいと考えました。このFood-A-Go-Goプログラムは、政府が定める安全対策の基準を守りながら、テイクアウトやデリバリー、カーブサイド・ピックアップ(商品をアプリで注文して車から降りずに受け取る購入方法)を提供するハワイの飲食店をリストアップしています。その目標は、ハワイの流行を生みだす多種多様な事業者を支援する必要性をアピールすることです。

Hawaiian Airlines® Bank of Hawaii World Elite Mastercard®はこの取り組みに参加し、4月にはHAFがInstagramで展開する「#EveryOrderCounts」キャンペーンに資金を提供してFood-A-Go-Goの主要スポンサーとなりました。

写真提供: Teddy's Bigger Burgers

Food-A-Go-Goは、オアフ島とマウイ島に店舗を持つTeddy's Bigger Burgersのような飲食店を消費者に紹介する取り組み

「料理はハワイの文化と深く結びついていますから、この大変な時期を乗り越えようとしているハワイの飲食店を支援する活動の一翼を弊社が担うことが大切です。」と、ハワイアン航空の財務および小売業パートナーシップ・ディレクターのLori Watanabeは言います。「Hawai‘i Agricultural Foundationは飲食業界にとって非常に大きな支えとなっており、州全体で展開するこの取り組みをハワイアン航空が支援できることをとても光栄に思います。」

#EveryOrderCountsキャンペーンは、利用者に賞品が当たる抽選や、購入額に応じて慈善事業に寄付する企画などを行って、このプログラムの価値をさらに高めました。

写真提供: Broken Rice

Food-A-Go-Goプロジェクトに参加しているカイムキのレストラン、Broken Riceの豆腐料理

4月30日までの期間中に料理を注文すると、Food-A-Go-Goに掲載された飲食店で使えるUSD 100のギフトカードが400名に当たる抽選にご参加いただけます。1日につき10名が、さらに5月1日には100名が選ばれます。参加方法については、こちらをご覧ください。

5月4日(月)からは、Food-A-Go-Goのご利用で、ハワイの飲食業界を支援をするハワイアン航空の取り組みにもご参加いただけます。Hawaiian Airlines® Bank of Hawaii World Elite Mastercard®でのお支払いごとに1ドルがHAFに寄付され(最大合計10万ドル)、ハワイの農業と飲食業界を支える活動に使われます。

写真提供: Hawai‘i Agricultural Foundation

Food-A-Go-Goのレストランで注文した料理を自宅の外で受け取る、Hawai'i Agricultural Foundationのエグゼクティブディレクター、Denise Yamaguchi氏

「Food-A-Go-Goを立ち上げて以来、地域の飲食店を支援しようという大きな動きが起きています。」と、エグゼクティブディレクターのDenise Yamaguchi氏は、このプログラムのプレスリリースの中で語っています。「誰もが家にいて、何を食べようか考えながらソーシャルメディアの画面をスクロールしている今、#EveryOrderCountsキャンペーンは、テイクアウトやデリバリー、カーブサイド・ピックアップの利用を楽しく新鮮な方法で紹介しているので、地域の飲食店を支援し、地元経済を活性化する手助けになるでしょう。」

おいしいハワイの料理や地域貢献への興味がわいてきましたか? 1,000店以上の飲食店を掲載したFood-A-Go-Goは、こちらでご覧になれます。Food-A-Go-Goには、ご自宅までお料理を届けてくれるオアフ島の飲食店25店舗も掲載されています(対象エリアは郵便番号でご確認ください)。

著者 Marissa Villegas,
Internal Communications

April 28, 2020